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研究員のウンチク

睡眠物質の発見!

【2009年4月号】
「草木も眠る丑三つ時」と昔から言い伝えられているように、私たち人間をはじめとして、どんな動物も必ず眠ります。ヒトや動物が眠るメカニズムはどうなっているのでしょう?

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研究員の手軽にできる健康法

【2009年3月号】
懐かしの健康グッズが流行ったのは私の若いころで、その頃は健康のことを気遣うこともなく、とくに運動もせず、健康器具にも興味はなかったですね。しかし、中年になると基礎代謝量の低下、肥満が気になりだし、生活習慣病の予防の必要性を感じはじめました。

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冷えと運動

【2009年2月号】
年が明けて約1ヶ月、お正月気分も抜けていつもの生活を取り戻してきたころでしょうか。お正月というと、家の中でテレビを見ながらゴロゴロすることが多くて運動不足になりがちですよね。

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寒さから身を守るホットドリンク

【2009年1月号】
寒い季節には世界の国々それぞれのお国柄に応じた飲み物があります。
飲み物に添えられる砂糖、ジャム、ハチミツなどの甘味については、寒さ対策に役立っているのでは?と考えられます。

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冷え性と体表温

【2008年12月号】
同じ部屋にいるのに、熱いと感じて上着を脱ごうとする人がいるかと思えば、逆に肌寒さを感じて上着をはおろうとする人がいる。

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北欧の優れた食文化

【2008年11月号】
北欧の国フィンランドの食生活は昔から機能的で、健康増進や病気の予防に役立ってきたそうです。

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可哀想な植物「ミョウガ」

【2008年10月号】
記憶力は身につけたいと思っていてもなかなか身に付かないものです。大昔、古代ローマ時代から記憶するために色々な方法が考えられてきたようです。

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生薬とフードマイレージ

【2008年9月号】
最近、信州の山奥に住んでいる私も「フードマイレージ」という言葉を良く耳にするようになりました。地球温暖化の防止に役立てる目的で取り入れられたものですが、食品のみならず生薬にも当てはまるキーワードなのです。

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水の性質と漢方薬

【2008年8月号】
暑い季節にのどを潤す冷えた一杯の水、これぞ甘露ですが、おいしさには温度だけでなく硬度も関係しています。
適度にミネラル分が含まれているほうが飲んでおいしく感じられます。

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夏バテ効果の漢方処方

【2008年7月号】
夏バテに悩まれている方は、梅雨明けのこの頃から夏バテ対策に苦慮したりします。夏バテは全身に疲れを感じ食欲も無く、日常生活にまで支障をきたす程など悩みのたねです。
夏バテに効果が見られた漢方処方についてご紹介します。

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禁断の酒『アブサン』とニガヨモギ

【2008年6月号】
アブサンは薄く緑色を帯びた薬草系リキュールです。アルコール度数は70%程度と高いものが多く、低くても40%です。かつてフランスでゴッホ、ゴーギャン、モネ、ロートレック、ピカソなどの芸術家を魅了し、彼らの感性を引き出したとされ、人によっては破滅に導いていったお酒でもあります。その主原料がニガヨモギです。

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クスノキから香り成分を取り出す

【2008年5月号】
あの懐かしいタンスのニオイ。
誰もが一度は嗅いでいる、あの香りを再現しました。
忘れていた記憶を思い出させてくれたり、
ストレスを軽減させてくれたり…。
香りのヒトへの影響力は思った以上に大きいモノ。
そんなニオイを改めて取り出して、分析してみました。
何気ないニオイをひも解くと、見えてくるものがあります。

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春の食材とアク抜き

【2008年4月号】
春といえば山菜の季節です。フキノトウや菜の花がほろ苦いように、多くの山菜は苦味やえぐ味などを持っています。苦味は医薬品の苦味健胃薬と同じく、味覚を刺激して唾液、胃液、膵液の分泌を高め、また胃の運動を亢進させる働きがあります。そうはいってもおいしく食べられることが基本ですので、山菜を食べるには適度なアク抜きが必要です。

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シビレてわかるあなたの血管年齢

【2008年3月号】
今や私たちの生活も椅子中心となり、暮らしの中で正座する機会もめっきり少なくなりました。たまに正座すると、やっぱり足は「ジンジン」「ピリピリ」してきますが、あの感覚と血流の関係が、今回の私の目のつけどころです。

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温泉の心得! こうして入れば更に効く!

【2008年2月号】
生薬中の薬効成分が視覚的に確認できる例として蒼朮を紹介します。蒼い(青い)朮と書きますが、昔は赤朮ともいわれていた程で、写真のように青とは程遠い色をしています。...

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イルミネーションin箕輪と夜空

【2008年1月号】
今の季節、街はイルミネーションに彩られて輝いていますが、星空のほうも負けてはいません。

冬の夜空は1等星が多いので1年のうちでもっとも華やかです。固定メンバーの星たちに加え、10月下旬からアウトバーストしたホームズ彗星、11月中旬はしし座流星群、12月中旬のふたご座流星群、新年初頭のしぶんぎ座流星群と星空の方は話題続きでとても賑わっています。...

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イルミネーションin箕輪と夜空

【2007年12月号】
今の季節、街はイルミネーションに彩られて輝いていますが、星空のほうも負けてはいません。

冬の夜空は1等星が多いので1年のうちでもっとも華やかです。固定メンバーの星たちに加え、10月下旬からアウトバーストしたホームズ彗星、11月中旬はしし座流星群、12月中旬のふたご座流星群、新年初頭のしぶんぎ座流星群と星空の方は話題続きでとても賑わっています。...

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光前寺

【2007年11月号】
日に日に寒くなる今日この頃、長野県駒ヶ根市にある光前寺へ出掛けてきました。貞観2年(860年)、本聖上人により開基された県下屈指の大寺です。まず仁王門をくぐり、樹齢数百年の杉の巨木が立並ぶ参道を歩きます。光前寺と言えば光苔(ヒカリゴケ)が有名で、この石垣の間に見ることができます。...

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秋の味覚「二十世紀梨」

【2007年10月号】
爽やかな実りの秋を迎え、ここ伊那地方では葡萄、梨、リンゴといろいろの果実を楽しむことが出来ます。日中まだ汗ばむこの季節、水分が多く歯ごたえのある梨が私は一番好きです。梨も幸水、二十世紀、南水と種類により8月下旬から11月下旬まで楽しめます。...

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塩いか

【2007年9月号】
信州の特産に「塩いか」(塩丸いかとも言う)というものがあります。塩イカは皮を剥いたスルメイカから内臓を取り除き、茹でてイカの胴体に塩を詰めて加工したものです。この辺のスーパーなどでは普通に売られており、私の家では幼い頃から食卓に並べられていた食材です。しかし、他県に住む知人が塩イカを珍しそうに食べているのを見て、初めて信州の特産であることに気付きました。...

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経ヶ岳自然植物園

【2007年8月号】
木曽と伊那谷の二つの地域を結んでいるのが権兵衛峠です。伊那市からこの権兵衛峠へ通じる経ヶ岳林道入り口の、標高1,100mに広がる5.4haほどの山林を利用したところに,「経ヶ岳自然植物園」があります。

名前のとおり、自然の中の植物園であり、正確なエリアは私もよく知りませんが、植物園内を周遊する遊歩道が整備されていて、小高い丘といった感じの展望台からは伊那の市街や南アルプスが一望できます。...

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提灯行列

【2007年7月号】
私の住む町では、6月になると辰野ほたる祭りで毎年大勢の観光客で賑わい、いろいろなイベントが行なわれますが、それとほぼ同じ時期(5月終わりから6月初め)に、私の住む地域では、提灯行列という子供の行事が行われます。...

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民家裏の大桜樹

【2007年6月号】
桜の話題には少し遅いかもしれませんが、今回は研究所に近い箕輪町中曽根(天竜川の西方、山沿い)の「権現桜」をご紹介します。種類は不明で(エドヒガンザクラかエゾザクラ)、例年、有名な「高遠」のコヒガン桜(今年は4月13日頃満開でした)より4〜5日遅れて満開となります。...

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庶民のための憩いの場

【2007年5月号】
春ですね。いくら冬が暖かかったとはいえやはり春は待ち遠しいものです。
今回はちょっと足を伸ばして、桜の名所100選にも選ばれた須坂市臥竜公園内にある須坂市動物園に出かけてきました。...

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恋しいかな 直線道路

【2007年4月号】
ここ信州でも例年にない暖かさ・・この異常気象を心配しつつ、寒冷地で寝起きしているライダーの私は、不謹慎ながらワクワクしてしまいます。早速、梅の花の匂いに誘われて、天竜川船下りで有名な天竜峡近辺までの2時間(チョイ乗り)コースに出掛けました。 ...

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『風林火山』ゆかりの地 「高島城」

【2007年3月号】
自宅のすぐ近くに諏訪市の観光名所の1つになっている高島城があります。 戦国時代に諏訪地方を治めた諏訪家が城主となった城で、現在放送されているNHK大河ドラマ『風林火山』に登場する悲劇のヒロイン「由布姫(ゆうひめ)」の故郷でもあります。由布姫は、自分の父・諏訪頼重を武田信玄に殺害され、仇となりながらも信玄の側室として生きた姫です。...

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諏訪大社 下社秋宮

【2007年2月号】
1月7日に長女のお宮参りと初詣を兼ねて、諏訪大社下社秋宮を訪れました。前日からの大雪と吹雪で足元も悪く、ほとんど人もいないだろうと思っていましたが、予想以上に多くの人が参拝に来ていました。...

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お菜洗い

【2007年1月号】
雪の降る前、ここ信州ではあちらこちらで晩秋の風物詩「お菜洗い」が始まります。信州では冬を迎える準備として欠かせない行事です。「お菜」とは野沢菜のことで、野沢菜を洗って漬けるまでを「お菜洗い」と呼んでいます。...

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権現山

【2006年12月号】
新田次郎作 「聖職の碑」で知られている中央アルプスの名峰『将棋頭山』(しょうぎがしらやま)の山頂まで延びる尾根「権現づるね」にある最初の小ピークが『権現山』です。
明治時代、W.ウェストン(日本アルプスを世界に紹介したことで有名)が木曽側から駒ケ岳に登り、将棋頭山を経て権現づるねを伊那谷に下ったと言われていますが、江戸時代には伊那側から駒ケ岳に登る最古のルートでもありました。...

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薪ストーブ

【2006年11月号】
伊那谷では薪ストーブがちょっとした流行です。現在の薪ストーブは、昔の達磨ストーブとは似て非なるもので触媒コンバクスター内蔵で2次燃焼を主とする精密マシーンです。
燃焼効率も70%に達っするといわれ、まさにエコ商品です。我が家でも自宅の増改築時に米国製の「薪ストーブ」(Dutchwest社)をいれました。...

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駒ヶ根高原美術館

【2006年10月号】
今回は芸術の秋をテーマに、長野県駒ヶ根市にある 駒ヶ根高原美術館を紹介します。この美術館は中央道駒ヶ根ICから車で3分のところにあります。近くには光前寺といって、かつて子女をさらう化け物を退治した早太郎という犬の伝説(霊犬早太郎伝説)やヒカリゴケで有名なお寺があります。...

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中央構造線

【2006年9月号】
先日、釣りバカの私はロードマップと釣り竿を片手に長野県と静岡県の県境、南アルプスの主峰赤石岳山麓にある大鹿村を流れる青木川をぷらぷら探索していました。すると突然『中・央・構・造・線』という文字が私の目に飛び込んできました。非常に単純な私の脳裏には、よく理解していないにもかかわらず反射的に『日本沈没』ということばが思い浮かび、小松左京氏のSF小説『日本沈没』のリメイク版映画が公開されていることを思い出しました。この映画『日本沈没』は、私がまだ紅顔の美少年だった1973年にも公開され、ノストラダムの大予言、世紀末、超能力と合わせて大ブームだったことも思い出されました。...

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木曽路の最北端と栃の巨木

【2006年8月号】
「木曾路はすべて山の中である」。これは島崎藤村の「夜明け前」の有名な書き出しの一節です。この木曽路の最北端は、現在の塩尻市・桜沢であり「是より南 木曾路」の小さな石碑が国道19号線の傍らにあり、その碑の裏には「木曽路はこの桜沢の地より、御坂に至る南二十余里なり」と刻まれています。...

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岩魚(イワナ)

【2006年7月号】
南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷は、渓流釣りが好きな私にとっては、とても暮らしやすい(?)土地です。ここ数年はテンカラと呼ばれる日本式毛バリ釣りばかりやっています。6月のとある日、K川に釣行しました。...

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権兵衛トンネルを抜けて

【2006年6月号】
12年の歳月を経た困難な工事も終了し権兵衛トンネルが今年2月4日に開通しました。これまで中央アルプスを挟んで遠くに感じられた「木曽」がトンネルで結ばれることで通年交通も可能となり距離・時間とも大幅に短縮されました。...

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氷餅

【2006年5月号】
氷餅は、とても厳しい長野県の冬の寒さを利用して作られます。我が家では小正月ごろにつくります。

年末につく正月用の餅には餅つき機を使うこともありますが、氷餅だけは杵と臼でつかないとうまくできないので、我が家では年が明けてからが本格的な餅つきの季節です。多いときは一斗の餅をつき、四角く切り分けて一切れづつ紙にくるみ、わらで括ってつなげます。4〜5日間水に浸してから風通しの良い軒先などにつるしておき、およそ二ヶ月ほどすると、乾燥してパリパリになった氷餅の完成です。...

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我が家の五平餅

【2006年4月号】
五平餅はうるち米を炊いてつぶし、竹などの棒に固めつけて焼き、くるみやごまを混ぜた味噌や醤油の甘タレを塗ってこんがり焼いた郷土食です。お祝いや来客のご馳走として昔から作られてきました。地域によって餅の形も様々で(わらじ型やダンゴ型)タレの味にも特徴があり、また各家庭でもそれぞれの味があります。我が家ではくるみ味噌タレを用います。以下に我が家の五平餅を紹介します。...

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日本中心の標

【2006年4月号】
日本の中心(ヘソ)と言われる場所は何ヵ所かありますが、今回は辰野町にある日本の中心を紹介します。
私はもともと隅っこが好きな人間で、座席は端、電車等では隅に立ちます。 旅行では、北海道宗谷岬、納沙布岬、与那国島の西崎、波照間島の高那崎など民間人が普通に行ける「最・端」を周ってきました。...

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御神渡り(おみわたり)

【2006年3月号】
長野県の中央に位置する諏訪湖には数々の伝説がありますが、その1つに「御神渡り」があります。「御神渡り」は−10℃前後の凍みる日が続くと湖面が全面結氷し、轟音とともに氷が裂けて迫り上がり、氷の山脈ができる現象です。

私の訪れた1月21日は既に氷が解けている場所もありましたが、かろうじて写真のように「御神渡り」を見ることができました。それまで曇っていた対岸に、夕日に照らされた富士山が次第に姿を現し始め、冷え切っていた空気をほんのりと染め、なんとも言えない印象的な光景でした。...

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りんご狩り

【2006年2月号】
長年信州に生活しながら、一度もりんご狩りの経験がないことに気付きました。そこで、11月の小春日和のある日、伊那谷南部の高森町のりんご園で、初のりんご狩りを体験。 りんご農家の直ぐ裏山に続くりんご園を登るにつれ、眼前に伊那山脈が、その後方に赤石山脈の嶺々が連なり、それだけでも来た価値ありと大満足。...

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天下の奇観・しだれ栗

【2006年1月号】
先日、私の住む辰野町小野に初雪が降りました。例年ならこの時期の雪は舞う程度なのですが、今回は5センチの積雪で、子供達と雪遊びを楽しむことができました。

小野駅から東へ3km程登ったところに国の天然記念物「小野のシダレグリ自生地」があります。 ...

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信州大芝高原

【2005年12月号】
今年は信州伊那谷の紅葉もだいぶ遅れて訪れました。普段の年なら落葉してすっかり冬の装いといった時期ですが、今年はモミジやツツジの色付きが残されています。そこで今回は中央自動車道伊那インターから5分とアクセスの良いくつろぎスポット:南箕輪村「大芝高原」をご紹介します。...

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伊那谷の紅葉

【2005年12月号】
11月に入って、ここ信州でも遅れていた紅葉が見頃を迎えています。通勤途中や中央研究所からも伊那谷の紅葉を見ることができ、その何とも鮮やかな風景に心が洗われます。

また、ここ長野県箕輪町にはその名も"もみじ湖"という紅葉の名所があります。もみじ湖の周りには1万本ものもみじが植栽されており、晩秋には青い水面と赤いもみじのコントラストが何ともいえない情景を描き出します。ほんとに赤や黄色に色づく木々を見るだけで気持ちが和むのは不思議なものです。...

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赤そばの里

【2005年11月号】
私の職場の近くに「信州伊那高原赤そばの里」(以下赤そばの里)という観光名所があり、昼休みの時間内でも見に行って来ることができます。駐車場から歩いて道を登って林を過ぎると、突然視界が広がり、一面赤いじゅうたんのように咲き乱れている赤そばを見ることができます。東京ドームほどの広さの広大な畑で、周囲が森に囲まれているために、まさに隠れ里という感じです。...

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中央アルプス・駒ヶ岳

【2005年10月号】
めっきり秋らしくなりましたね。ところでみなさんは今年の夏、どこかへお出かけになりましたか? 私は家族で中央アルプスの駒ヶ岳へ登ってきました。実はこの駒ヶ岳、信州の伊那谷で生まれ育った人間ならば必ず一度は歩いて登る山なんですよ。...

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ゆりの里

【2005年10月号】
8月上旬、「富士見高原ゆりの里」へ行ってきました。場所は広大な八ヶ岳山麓にある富士見高原スキー場のゲレンデです。このゲレンデに80万球、500万輪のゆりが植えられており、華やかなゆりの世界が広がっています。

園内に入ると一面に広がるゆりの絨毯にまず圧倒されます。これほどたくさんのゆりの花を今まで見たことがありません。遊歩道をゆっくりと歩きながら眺めると、黄、ピンク、白と色とりどりのゆりが高原の風に揺れ、まさに絶景です。 ...

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ブルーベリー狩り

【2005年9月号】
7月始めの暑い夏の日、娘と一緒に松本市に近い農園に、ブルーベリー狩りに出かけました。 収穫が始まったばかりだったこともあり、まだ熟していない薄い赤紫色の実がほとんど。ところどころにある青く完熟した実を、一粒づつ丁寧に採ってかごの中へ。木は3種類くらいあり、実の付き方、大きさ、色も様々。特に美味しそうな実はかごではなく口の中へ・・・。甘酸っぱいさわやかな味を楽しみながら、" キャァー!カメムシ〜〜〜"という悲鳴は無視して、1時間くらいで3kgほど収穫してきました。...

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黒曜石

【2005年8月号】
うちの畑の周りでは、黒曜石を拾うことができます。畑仕事をするときに、小学1年生になる娘を連れて行くと、夢中になって拾い集めています。

この場所で黒曜石が産出するわけではなく、いつの時代か昔住んでいた人々の手によって集められたもののようです。...

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辰野のホタル

【2005年8月号】
信州伊那谷の入口にあたる辰野町「松尾峡」は、東日本一を誇るゲンジボタルの生息地として知られています。ゲンジボタルの「ホタル前線」は、5月中旬頃に私の故郷鹿児島をスタートし、約2ヵ月かけて生息北限の青森に達するそうです。ここ松尾峡は、毎年6月中旬頃から下旬にかけて、幻想的なホタルの乱舞を一目観ようとする人々で、毎夜賑わいをみせています。子供の頃、私の田舎でも無数のホタルが庭先まで飛んできては、おさな子の「まなこ」を楽しませてくれたものです。...

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癒しの横川渓谷

【2005年7月号】
信州伊那谷は桜の季節を終え、山々は緑一色となり、新緑から初夏を迎えようとしています。このあたりは東に南アルプス、西に中央アルプスの山々が連なり、その間を天竜川が流れています。その支流を少し上流へ行くと、「渓流」や「渓谷」と呼ばれるところがいくつも点在しています。伊那谷の最北端、辰野町にある横川渓谷にこの時期足を運ぶと、目に眩しい新緑と中央アルプスの冷たい雪どけ水の清らかな流れに気分がとても癒されます。...

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昼神(ヒルガミ)の由来

【2005年6月号】
南信州の伊那谷で飯田市の隣に阿智村というところがあります。 戦国時代、武田信玄が京に上る途中に病のために亡くなった地でもあり、多くの武将が通ったことで知られています。ところで、この村には昼神温泉があり、多くの観光客で賑わっております。

昼神という名は、日本書紀に記されている日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の説話に由来しています。...

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信州の温泉

【2005年5月号】
信州を代表するものの1つとして、温泉を挙げることができると思います。 信州のいたるところに温泉があり、その数は219ヶ所で全国第2位になるそうです。まさに温泉だらけといった感じです。
なぜこんなに温泉があるかというと、長野県内にはいくつもの断層があり、多くの火山が連なっているからだそうです。また、数だけでなく種類も豊富であり、日本の代表的な泉質11種類のすべてが存在するとのことです。...

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桜皮(おうひ)

【2005年4月号】
三月も残すところ後わずかとなり、暖かな地域ではサクラが見頃になっていることでしょう。しかし、ここ信州ではサクラはまだしばらくお預けで、4月中旬からやっと開花し始めます。

サクラと言えば「お花見!お酒!」を連想する人が多いと思いますが、実はサクラも立派な薬草(木)の一つで、樹皮を桜皮(おうひ)と言います。 ...

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おんばしら

【2005年4月号】
私は、伊那谷の北の端、小野という所に暮らしています。 小野では、国二乃宮矢彦神社・小野神社の式年御柱祭の最大の見せ場「里曳き祭」が平成17(2005)年5月3日〜5日に行われる予定になっていて、小さな町は御柱ムード一色です。
信州の諏訪地方で行われる御柱祭りは、俗に天下の大祭とか、富士吉田の火祭りや静岡県島田市の帯まつりと並び天下の三大奇祭などと呼ばれ、雄壮な木落としなどで全国的に知られていますが、小野では次の年、卯と酉の年に7年に1度行われています。...

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ペット

【2005年3月号】
最近日本では空前のペットブームとなっており、平成14年度の犬登録頭数は600万匹で8世帯に1匹の割合で犬が飼われています(平成16年厚生労働省データ)。また犬、猫はもちろんフェレット、ミニブタ、プレーリードッグなどペットの多様化も進んでいます。

少子高齢化の進展や生活様式の変化とともに、ペットを室内で飼う家庭が増えるなど、人の生活に潤いと安らぎをもたらし、家族の一員さらには人生のパートナーとして人に計り知れない恩恵を与えてくれます。 ...

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干し柿

【2005年3月号】
年末年始の慌しさも過ぎ、寒いけども一年の中で一番落ち着いた季節がやってきました。伊那谷の冬と言えば昔から漬物や干し柿等の保存食が食べられてきました。私の家でも収穫した野菜を使って野沢菜漬けや沢庵漬けなど漬けています。漬物は私が漬けるので、漬けたということに満足して味はいまいちですが、干し柿は義母が丹精して作ってくれるので美味しいです。...

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初滑り

【2005年2月号】
只今、長野はスキーシーズン真っ最中!ということで、私も熱いスキーシーズンを思いっきり満喫しています。

今シーズンの初滑りは12月の中旬頃に行ってきました。ところが、昨年12月は例年にない暖冬ということで積雪量が少なく、滑走可能な範囲も山頂付近のごく一部分のみ。スキー場の方にお話を伺ったところ、やはり例年のオープン時期に比べてスキー客の数も少なかったとのことで…大変そうでした。...

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小さな町の素敵な音楽祭

【2005年1月号】
私は木曽谷の入口に建つ「これより南木曽路」の道標の近くに住む亜木曽人です。
木曽路は藤村の「夜明け前」を引用するまでもなく、全て山の中です。
今日はこの木曽谷のほぼ中央に位置する「木曽福島町」で30年前より行われている標題の音楽祭を紹介します。...

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南アルプスに咲く青いケシ

【2005年1月号】
南アルプスの麓にある長野県大鹿村で、ヒマラヤに咲く『青いケシの花』をみることが出来ます。私は今年6月に『幻の花』とも呼ばれるそのケシを見て来ました。

なぜ大鹿村に『幻の花』が育っているのか疑問に思っていましたが、この地が標高1,500mの山間高地で、自然環境が原産地のチベットやミャンマーとよく似ているからだそうです。...

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松茸

【2004年12月号】
10月の上旬上京した折、デパ地下で岩手県産松茸を見かけました。 4百グラム2万円(キログラム5万円)と高価で、今年もカナダ産で我慢かなと思いつつ帰宅しました。ところが帰宅して驚きました。 女房が国産、しかも歴としたここ信州伊那谷産の松茸を買い込んでいるのです。震える手で持ち上げ値段を尋ねると、なんと3本で5千円とのこと。...

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一日の終わりは良質のジャズリスニング

【2004年12月号】
今日はBill Evans Trio のWaltz For Debby で店じまいとしよう。
ジャズとの付き合いはかれこれ三十数年、浮気もせずよく飽きないものだと自分に感心する。
80年代以降のエネルギッシュなものもいいが、50〜60年代のモダンが収まる棚に手が伸びる。
意外と若い頃から古いもの好きかもしれない(骨董趣味は無いが)。
なにしろ400年の歴史を持つ会社に勤務しているのだから! ...

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