HOME > 研究員のウンチク > 【2006年1月号】天下の奇観・しだれ栗


「天下の奇観・しだれ栗」


先日、私の住む辰野町小野に初雪が降りました。例年ならこの時期の雪は舞う程度なのですが、今回は5センチの積雪で、子供達と雪遊びを楽しむことができました。

小野駅から東へ3km程登ったところに国の天然記念物「小野のシダレグリ自生地」があります。



シダレグリ自生地


しだれ栗は、昔天狗が「栗を採る子供の手が届くように」と枝を低く垂らしてくれたと伝えられており、小さくかわいい実を付けます。自生地では約800本のしだれ栗を見ることができますが、枝が傘状に垂れ下がったその姿は四季折々に趣を変え、天下の奇観と言われています。特に雪景色は素晴らしく、写真に納めようと訪れる人も多いようです。

地元では子供達が遠足に行くなど「しだれっくり」と呼ばれ親しまれています。また、自生地のあるしだれ栗森林公園ではキャンプ、パターゴルフなども楽しめます。



色白水:飲めば色白美人になれるとか・・


小野から自生地まで登る途中には色白水があり、飲めば色白美人になれるとか。機会があったらお試しください。今年は一足早くしだれ栗の雪景色を見ることができ、これからいよいよ冬本番です。




■小野 しげり(養命酒中央研究所・研究担当)
風邪の季節をどうやって乗り切るかが現在の課題です。家族みんなが元気で新年を迎えられますように。