生姜の効能は生と加熱で異なる?むくみ改善&体の冷えにもオススメ!
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生姜の効能は生と加熱で異なる?むくみ改善&体の冷えにもオススメ!

ピリリとした辛みと爽やかさが特徴の生姜は、薬味や香辛料として食卓に欠かせない食材。そんな生姜の効能は、新陳代謝の促進やむくみの解消、殺菌作用などさまざま。

また、漢方に欠かせない生薬でもあり、たとえば風邪のひき始めにのむ葛根湯や桂枝湯をはじめ、実に8割ほどの漢方薬に含まれています。

生姜の主な効能

乾燥生姜

健康番組で取り上げられることも多く、体によいイメージの生姜。健胃作用や発汗作用、新陳代謝促進などの効果が期待できます。また、加熱の有無によっても効果が異なります。

血行促進には生の生姜

生の生姜に多く含まれる辛味成分のジンゲロールには、血の巡りをよくし一時的に発汗を促す作用があります。そのため、夏のむくみ(水分代謝の悪化)対策や、体に熱がこもりやすい方におすすめです。

体の冷えには加熱した生姜

生姜を加熱すると、ジンゲロールの一部が、体を芯から温める作用があるショウガオールという成分に変化し、体を温める効果が高くなります。冷えが気になる場合は温かいスープやカレーなどの煮込み料理に刻んだ生姜を加え、10分ほど加熱していただくのがおすすめです。

生姜を乾燥したものは「生姜(ショウキョウ)」と呼ばれます。乾燥させると、生姜の発散性の成分(香り成分のショウガオール)が少なくなり、温める力が強いジンゲロンが多くなります。特にお腹を中心に五臓を温めて発汗させる作用を持つ、「温」の性質をもつ代表的な生薬です。

ただし、取り過ぎると体が乾燥するため要注意。妊婦やのぼせで熱がある人は控えるようにしましょう。

また、加熱によってジンゲロールは強い殺菌作用がある辛味成分「ジンゲロン」にも変化するため風邪のひき始めにも有効。日本最古の医学書といわれる『医心方(いしんぼう)』では、生姜は風邪の薬として紹介されています。

生姜を使ったおすすめレシピ

生姜には、殺菌作用と食欲増進作用があります。そのため、日本では刺身や冷奴、そうめんの薬味として使用されるのがポピュラーです。

一方、西洋ではジンジャーエールなど飲みものや、クッキーなどの菓子類の香料によく使われます。また、中国では料理の香辛料として使用されることが多いようです。

体を芯から温めるジンジャーシロップ

体を芯から温めるジンジャーシロップ

〔材料〕
生姜.................................200g
すりおろし生姜...............小さじ1~2
粗糖(※)......................200g
水....................................200ml

※粗糖(そとう)は、上白糖やグラニュー糖などに精製される前の砂糖。キビ砂糖、黒糖でも代用可。黒糖の場合は刻んでから使います。

〔作り方〕
生姜は皮をむき、3mmの厚さに切る。
生姜と水200mlを鍋に入れ蓋をして火にかけ、沸騰したら弱火で10分煮込む。
鍋に粗糖を入れて、溶けたら蓋をずらして更に5分煮る。
火を止めてそのまま一晩置く。
生姜を取り出し、すりおろし生姜小さじ1~2杯加えて完成。
シロップ小さじ1~2杯をお湯150mlで薄めていただく。お好みでレモンを入れると爽やかに。

○アドバイス
・冷えが気になる方は2で生姜と一緒にシナモンステイックを1センチ大くらいに折って加えましょう。
・胃腸の消化が気になる方は、2でカルダモンを入れて沸騰後15分煮てください。
・スパイシーな風味がお好きな方は、ホールの唐辛子やシナモン、クローブなどのスパイスを一緒に煮出すと大人風味のシロップになりますよ。炭酸水と割ってジンジャーエールにしたり、ヨーグルトやかき氷にかけていただいたり、お好みでアレンジしてみましょう。
※冬の期間は、なるべく常温か温かい温度で飲むようにしてください。
・保存する場合は、沸消毒した瓶に詰めましょう。

生姜の砂糖漬け

生姜の砂糖漬け

ジッジャーシロップから取り出した生姜は、砂糖漬けにするのがおすすめ。そのままで立派なお茶請けになります。紅茶や白湯に入れても美味しくいただけるほか、刻んでホットケーキやビスケットなどの材料にも。

〔材料〕
ジンジャーシロップで使った生姜...適量
グラニュー糖....................................適量
〔作り方〕
ジンジャーシロップの作り方5で取り出した生姜の汁気を切り、生乾きにする。
グラニュー糖をまぶして更に乾かす。

○アドバイス
・保存するときは、きれいな瓶に入れましょう。

生姜の砂糖漬け入りパウンドケーキ

生姜の砂糖漬け入りパウンドケーキ

上記で作った生姜の砂糖漬けを使ったレシピ。体を温める生姜に、温性で陽気を養う胡桃(くるみ)、血を養う干しぶどうを加えました。干しぶどうからカルシムや鉄分も摂れますよ。

〔材料〕18cm✕8 cm✕高さ6 cmのパウンド型1本分
バター(無塩)..............200g
粗糖................................150g
卵....................................4個
小麦粉............................200g
生姜の砂糖漬け............100g
胡桃...............................80g
干しぶどう....................80g
〔作り方〕
オーブン180度に温める。生姜の砂糖漬けは荒く刻む。干しぶどうはお湯で洗って水気を切り、ラム酒またはブランデー大さじ2(分量外)と合わせる。バターは大きめのボールに入れて室温で柔らかくしておく。粗糖、小麦粉は計量し、小麦粉は振るっておく。
型にオーブンシートを、型から5cmほど上にはみ出るように敷く。
大きめのボールに卵を割りほぐし、粗糖の半量を加えて、もったりクリーム状になるまで泡立てる。
バターに残りの粗糖を加えて白くクリーム状になるまで泡立てる。3をお玉1~2杯ずつにわけて加え、分離しないようよく混ぜる。
4に刻んだ砂糖漬け生姜、干しぶどう(あわせたお酒も)、胡桃を加えて全体によく混ぜる。
5に振るった小麦粉を2回に分けて加える。切るようにして全体に混ぜる。
2の型に6を流し入れて中心をくぼませる。天板にのせ、180度のオーブンに入れて20分焼く。天板の奥が手前に来るよう向きを返して温度を170~160度に下げ、さらに10~15分焼く。焼き加減を見ながら焼き時間を追加し、竹串を中心に挿して何もついてこなくなれば焼き上がり。
焼き上がったら取り出して冷ます。冷めたら表面に生姜シロップとラム酒(分量外)を1:1で合わせたものを大さじ2ぬる。

○アドバイス
・完成後すぐにアルミホイルできっちり包み、1日おいてから食べると味が落ち着きます。
・アルミホイルで包んだまま涼しいところに置けば、2~3週間は美味しくいただけます。
・生地があまったら、耐熱のカップやプリン型などに入れて焼きましょう。

そのほか、生姜は常備菜「酢生姜」にするのもおすすめです。詳しい作り方と酢生姜を使ったアレンジレシピは、以下の記事をチェック。

ちなみに、生姜はショウガ科の多年草で、南アジアの原産といわれています。原産地は南アジアですが、プランターを使い家庭で育てることも可能です。

また、民間療法では、生姜と蜂蜜をお湯で溶いた生姜湯や生姜紅茶、生姜コーラなど、さまざまな使い方が考え出されています。ちょっと調子が悪いなと思ったときに、試してみるのもいいかもしれません。

この方にお話を伺いました

養命酒製造株式会社クロモジ推進室フェロー 丸山徹也 (まるやまてつや)

丸山先生

1958年長野県生まれ。1981年静岡薬科大学薬学部卒業後、養命酒製造株式会社入社。中央研究所研究部長、商品開発センター長を歴任。2020年よりクロモジ推進室フェロー。薬剤師。

レシピ監修

料理研究家、管理栄養士、国際中医薬膳管理師 植木 もも子 (うえき ももこ)

植木もも子

中医学や雑穀などを取り入れた、 美味しいだけでなく、体によい料理が評判。『からだを整える薬膳スープ』(マイナビ)、『気になる不調と悩みを改善 薬膳のつくりおき』(家の光協会)他著書多数。

※記事内の情報は、『養命酒だより2019夏号(養命酒製造株式会社)』より参照しています。

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