クローブの効能とは? ホットワインなどへの活用方法も♪
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クローブの効能とは? ホットワインなどへの活用方法も♪

少量でも体を温める効果を発揮するハーブやスパイス。普段の料理や飲み物に加えるだけでアレンジができるので重宝します。今回は、そんなスパイスの中からホットワインやポトフ等の煮込み料理に活用できる「クローブ」をご紹介します。

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クローブは、生薬「丁子(チョウジ)」としても知られており、体の内部の冷えからくる不調に対する処方に使われています。その作用は「温中降逆」と言って、胃腸を温め、上った気を下方に納めるもの。冷えによる腹痛や、消化不良、しゃっくりなどに対する漢方処方に用いられます。

また、チョウジ油に含まれるオイゲノールという成分には殺菌・鎮静作用があり、歯痛の局部麻酔薬や、いろいろな場面で防腐薬としても利用されています。

薬膳では、冬は体を温めて腎の養生をするのが良いとされ、五臓のうち腎に効き、性質が温熱性の食材を多く用います。クローブは腎に働きかけ、性質が温性なので、まさに冬向きの食材と言えます。(薬膳の考え方について、詳しくはこちら。)

ホットワインや煮込み料理、唐揚げにも!
クローブの活用方法

中華のミックススパイス五香粉(ゴコウフン、またはウーシャンフェン)は、クローブや茴香(ウイキョウ、またはフェンネル)、八角、山椒、陳皮(チンピ)等の5種類のスパイスをブレンドしたもののことを言います。温熱性のスパイスばかりが組み合わされた五香粉でつくるスパイシーな唐揚げなども冬にはおすすめです。その他にも、甘い香りを活かして、ホットワインやチャイなどのホットドリンクに、肉の臭み消しと風味付けにポトフやカレー、ビーフシチューなどの煮込み料理にも使われます。

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相性のよいシナモンと組み合わせて紅茶やホットワインなどにすると、温め効果がアップして、日常の冷え対策に効果的です。ただし別名が百里香([ヒャクリコウ]芳香が強いため遠くからその存在がわかることに由来)なので、入れすぎには注意が必要です。

【ホットワインの作り方】
クローブ、シナモン、八角、生姜、オレンジを入れた赤ワインを小鍋で沸騰させないようにコトコト。50〜60度に温度調整できる電子レンジを使ってもOKです。スパイスが香り、体の中からジワ〜ッと温まります。甘さがほしいときは、お好みで黒砂糖やはちみつを加えるのもおすすめです。

アドバイス
オレンジはスライスやくし切りなどお好みで。また、オレンジの皮にクローブをさしてからスライスにするのもおすすめです。

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クローブこぼれ話

クローブはフトモモ科の木で、その花のつぼみを乾燥させたものがスパイスや生薬として使われています。

形が「釘」に似ていることからフランス語では釘を意味する Clou と呼ばれ、英語の Clove もこれを由来としているのだとか。偶然にも、中国名に使われる「丁」も「釘」という意味で、どちらも「ヂィン」と発音します。文化も歴史も異なる東洋と西洋で、同じ語源・同じ発音を持つ名を持つなんて、なんだか不思議ですね。

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日本にも古くから渡来していて、東大寺・正倉院には実物が保存されています。奈良時代には丁子で飾られた王冠があったり、『源氏物語』には、丁子染めに関する記載が見られます。当時は、装飾、薫香、防虫、防カビが主な用途だったようです。

※記事内の情報は全て、「養命酒×sopra ハーブと薬膳でカラダケア vol.03 2017-2018」より参照しています。

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