慢性的な下痢は過敏性腸症候群が原因?セルフチェックとハーブで対策
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慢性的な下痢は過敏性腸症候群が原因?セルフチェックとハーブで対策

出勤途中の満員電車や大切な打ち合わせの前、急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んだり、 便秘と下痢を繰り返したり...。こんなお腹の症状に困っていたら「過敏性腸症候群」かもしれません。

あなたのお腹の調子をチェック

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3個以上、当てはまる場合は過敏性腸症候群の可能性があります。

※ただし、血便が見られる場合は、炎症性の胃腸疾患が疑われるので、すぐに医療機関を受診してください。

20〜40代のビジネスパーソンや女性に多い「過敏性腸症候群」

胃腸の不調の一つ「過敏性腸症候群」は、下痢や便秘を繰り返したり、腹痛など下腹部の不快な症状が慢性的に続いたりする疾患です。

最近、ビジネスパーソンや若い女性を中心に増えており、日本ではおよそ10人に1人がこの疾患に悩んでいるというデータも。

検査では炎症などが見られず、明らかな原因は不明ですが、ストレスや不安、緊張など精神的負担による自律神経の乱れや、もともとの体質が要因となっていると指摘されています。
特に、胃腸の働きは自律神経によってコントロールされているため、ストレスが大きく影響すると考えられています。

手軽にできるお腹のセルフケアを習慣に!

お腹をいたわる生活習慣のコツをご紹介します。お腹の不調がないときも、胃腸の働きを元気に保つために心がけてみてください。

・寝る3時間前までには夕食を済ませる

夜遅くに食事をしてすぐ寝ると、就寝中も消化活動が続くことに。胃腸を休めるために、食べ物が消化されてから寝るようにしましょう。

・十分な睡眠をとる

睡眠不足は自律神経を乱す原因になります。睡眠をしっかりとって胃腸の疲れを回復させるとともに、自律神経を整えましょう。翌朝、スムーズに1日をスタートできますよ。

・よく噛んで食べる 

食べ物が大きな塊のまま胃に入ると消化がスムーズに進まず、胃腸に負担がかかります。ひと口20〜30回、ゆっくり噛むのを目標に。

また、早食いや暴飲暴食を避け、胃腸がゆとりをもって働けるよう、腹八分目を目安にしましょう。

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下痢・腹痛の改善をサポートするハーブティー4選

過敏性腸症候群の改善にはストレスケアも欠かせません。胃腸に優しく、リラックス効果もあるハーブティーを上手に取り入れ、お腹のケアに役立てましょう。

食後やティータイムなどにこまめに飲む習慣をつけることで、喉の渇きを潤す効果だけでなく、長期的には飲むハーブティーの種類によってさまざまな効果を得られるのでおすすめです。

●ジャーマンカモミール

ストレス性の胃腸トラブルにおすすめの万能ハーブ。気持ちを安定させる作用があるほか、胃の粘膜を修復するなど、さまざまな効果があります。胃腸が弱い人、ストレスが多い人はぜひ毎日の習慣に。

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ジャーマンカモミールの効能や使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
リラックスハーブの代表格ジャーマンカモミールの効能と使い方

●ローズヒップ

ローズヒップはバラの実で、下痢を和らげる収れん作用があります。ビタミンCが豊富なことから「ビタミンCの爆弾」といわれ、美肌効果も期待できます。ハーブティーは鮮やかな赤色が特徴で、甘い香りとフルティーな味わいが楽しめます。

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●リコリス

リコリスは、聞き慣れない方も多いと思いますが、身近な食べ物だとドイツのハリボーというグミに使われている甘味の強いハーブ、漢方では甘草としてもおなじみです。
抗ストレスホルモンと似た作用があるので、ストレス性の胃腸トラブルに有効なのが特徴。

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●フェンネル

日本では「茴香(ういきょう)」と呼ばれます。ほんのり甘くスパイシーな香りで、胃腸のぜん動運動を整えて腹痛を和らげるほか、月経痛の改善にも力を発揮。芳香性健胃薬の生薬として、さらには料理の香りづけなどスパイスとしても重宝されています。

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お腹の調子に合わせてハーブをブレンド

お腹の調子に合わせて、自分でハーブの量を調整してブレンドするのもおすすめです。それぞれのハーブの特徴と効果を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ストレス性の下痢にはジャーマンカモミールを

ストレス性の下痢には、ジャーマンカモミール(1/2つまみ)、フェンネル(少々)、リコリス(ごく少量)のブレンドティーが効果的です。

なかでもストレスが多いと感じる人は、ジャーマンカモミールを多めにするのがおすすめ。また、リコリスは甘みが強いので好みに合わせて量を調整しましょう。

腹痛を伴う下痢にはローズヒップ

腹痛を伴う下痢に悩んでいる人は、ローズヒップ(1/2つまみ)にごく少量のリコリスをプラスするのがおすすめ。酸味のあるローズヒップと甘みのあるリコリスは相性抜群の味わいです。

便秘になったらペパーミントをチョイス

ペパーミントは腸のぜん動運動を促す作用があり、便秘改善に有効です。便秘と下痢を繰り返しやすい人は、お腹の調子に合わせてペパーミントとジャーマンカモミールを使い分けるとよいでしょう。

この方にお話を伺いました

緑蔭診療所 橋口 玲子 (はしぐち れいこ)

橋口 玲子

1954年鹿児島県生まれ。東邦大学医学部卒。東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を実施。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。高血圧、脂質異常症、メンタルヘルス不調などの診療とともに、ハーブティやアロマセラピーを用いたセルフケアの指導および講演、執筆活動も行う。『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、『専門医が教える体にやさしいハーブ生活 』(幻冬舎)、『世界一やさしい! 野菜薬膳食材事典』(マイナビ)などの著書、監修書がある。

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