ハーブでデトックス!ダンデライオンの効能とおすすめのとり入れ方
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ハーブでデトックス!ダンデライオンの効能とおすすめのとり入れ方

日本では野の花として位置づけられているたんぽぽ。西洋ではライオンの歯を意味する「ダンデライオン」と呼ばれ、野菜やハーブの一種として親しまれています。また中国では、乾燥させた葉は蒲公英(ほこうえい)、根の乾燥物は蒲公英根と呼ばれ、生薬として用いられてきました。

ダンデライオンの効果・効能

デトックス作用があり、体内の毒素や老廃物の排出を促す効果を期待できるハーブです。肝臓や腎臓、消化器系の働きを高めるといわれています。利尿作用も高く、むくみや膀胱炎の予防やケアに役立ちます。
※キク科のアレルギーがある人、胆汁管や胆のうに炎症などの症状がある人は使用を避けましょう。

たんぽぽ(ダンディライオン)の花

サラダやコーヒーで! ダンデライオンのとり入れ方

食べ過ぎや就寝前にもおすすめ、たんぽぽコーヒー

根を乾燥させ、焦げ目がつくまで炒って、ミキサーで粉末にしてコーヒーのように漉せば「たんぽぽコーヒー」の出来上がり。カフェインが入っていないので、妊娠中の方にもおすすめです。

また、デトックス効果があるので、食べすぎてしまったなあというときは、自宅に戻ってからいつものコーヒー代わりにどうぞ。ノンカフェインなので、就寝前にも飲めるのが嬉しいですね。

乾燥の方法や焙煎技術によって味は変わりますが、コーヒーのような味わいや、ゴボウのような風味を感じます。市販では、コーヒーではなく「たんぽぽ茶」として販売されていたり、葉や茎と一緒に乾燥されていたりするものもありますよ。

たんぽぽ(ダンディライオン)コーヒー

ドライハーブなら季節を問わず活用できます。肝臓の機能を高めるため、お酒を飲む機会が増える時期や、飲み過ぎた次の日にとり入れるのがおすすめです。

春の香りを楽しんで♪ ダンデライオンサラダ

若芽の時期にとれたビタミンやミネラルを含むやわらかい若葉をサラダでいただくのも◯。若葉はとてもやわらかく、ほんのりとした苦味がアクセント。利尿作用が期待できるので、むくみがちな女性にはおすすめの一品です。

若芽の時期に、ダンデライオンをサラダでいただくのは、フランスでもポピュラーなとり入れ方のよう。薬膳では、春に苦みをとることで冬の間に体にたまった毒素の解毒や利尿効果を期待する考え方があります。旬の食材をいただいてセルフケアに役立てるのは、洋の東西を問わず同じようですね。

たんぽぽ(ダンディライオン)のサラダ

春になると、いつのまにか道端や公園で花を咲かせているたんぽぽ。目で楽しむだけでなく、セルフケアの習慣にとり入れてみてはいかがでしょうか。

※記事内の情報は全て、『こころとからだに薬用ハーブの贈り物Birthday Herb(水戸 養命酒薬用ハーブ園編)』より参照しています。


水戸 養命酒薬用ハーブ園 編

この方にお話を伺いました

養命酒製造株式会社 商品開発センター センター長 丸山 徹也 (まるやま てつや)

丸山 徹也

1958年長野県生まれ。1981年静岡薬科大学薬学部卒業後、養命酒製造株式会社入社、中央研究所所属。その後同所研究部長、同所副所長を歴任。2014年より同社商品開発センター長。薬剤師。

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