痛みがつらい口内炎の治し方は?適切なケアで症状を和らげよう
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痛みがつらい口内炎の治し方は?適切なケアで症状を和らげよう

口内炎を早く治すには、原因を探り、適切に対応することが大切です。薬は何を選べばよいか、病院を受診したほうがいい症状、具体的な治療法、セルフケア方法など口内炎のさまざまな治し方について詳しく紹介します。

〔目次〕
口内炎の原因
口内炎を早く治す方法5選
口内炎の痛みには「夜明けのハーブ」ブルーマロウもおすすめ

口内炎の原因

口内炎とは口腔内の粘膜にできる炎症のことで、口の不調の中でも比較的身近なものです。頬の内側や唇、歯茎、舌など、口の中のどこにでもできますが、原因によってできやすい場所は異なります。

口内炎ができる原因には免疫力の低下などによる口内環境の乱れ、ウイルス感染や細菌の繁殖、直接口を傷つけるなど物理的な刺激、アレルギーなどがあります。

この他、大きな病気の症状や口内炎に似ている別の病気であることも。少しでも通常と異なる症状が現れたら病院を受診しましょう。口内炎の原因については以下の記事で詳しく紹介しているのでご参照ください。

口内炎を早く治す方法5選

口内炎は多くの場合は数日~10日ほどで自然に治りますが、適切なケアを行わないと長引いてしまうことも。症状を和らげ、できるだけ早く治すためには、まず口内炎の原因を知り、適切に対処することが大切です。

1. 薬剤師に相談して市販薬を使う

症状が軽い場合は市販薬を使うという人も多いでしょう。市販薬には貼るタイプや塗るタイプの薬、内服薬、うがい薬、トローチなどがあります。これらには、炎症や痛みの緩和、粘膜の維持・修復、口腔内の殺菌・消毒、ビタミンを補うといった働きをもつ成分が含まれています。

口内炎の薬は、口の粘膜の環境が乱れることによって生じる「アフタ性口内炎」ならステロイド入りの塗り薬やパッチといったように、症状に応じて選ぶことになります。購入するときは、薬剤師や登録販売者に相談するとよいでしょう。

2. 症状が重い場合は医療機関を受診

腫れや痛みが強い、傷が深い、繰り返し起こる、口内炎がたくさんできるなど症状が重い場合は、医療機関を受診しましょう。

受診にもっとも適しているのは口腔外科、続いて耳鼻咽喉科になります。繰り返す口内炎の場合は全身性疾患の可能性もあるため、内科を受診して他の診療科と連携した治療を受けるとよいでしょう。また、単純ヘルペスウイルスに感染したことで発症する「ヘルペス性口内炎」が考えられる場合は皮膚科を受診してください。

治療にはその原因に合わせてさまざまな薬が使われます。炎症を抑えるステロイドの塗り薬や貼り薬の他、炎症を抑えるうがい薬、カンジダ菌が原因の場合は抗真菌薬のうがい薬、化学療法が原因の場合は局所麻酔が含まれるうがい薬を使用することもあります。

鉄分や亜鉛、ビタミンの不足により口内炎を繰り返している場合は、内服薬でコントロールすることも。ウイルス性口内炎なら、抗ウイルス薬や抗真菌薬も必要になります。

物理的な刺激による口内炎には、歯の矯正や入れ歯の交換、歯の治療を行うケースもあります。

3. 生活習慣の改善

口内炎は生活を見直すきっかけとなる、体からのサインです。治療に加えて、日々の暮らしの中でできるセルフケアにも取り組んでいきましょう。

疲れや睡眠不足、ストレスは、免疫力の低下を招き口内炎の原因になります。口内炎ができたら、体を十分に休め、気分転換を図るなど、生活習慣を見直しましょう。

4. 不足している栄養素をとる

鉄分や亜鉛など必要な栄養素が不足することで口内炎が起こることがあります。また、ビタミンB群やビタミンC、葉酸は粘膜の再生を促すビタミン。これらの栄養素を意識的にとってケアするとよいでしょう。

口内炎を改善する食べ物は以下の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

5. 口内を清潔に保つ

食後や就寝前の歯磨きやうがい、歯科医院で定期的な口腔内のメンテナンスを行うなどして、口の中を清潔に保ちましょう。

ドライマウスによる唾液の減少も口内の環境悪化に繋がります。口が乾いたと感じたら飴やガムなどで唾液の分泌を促したり、水分をとったりしてください。

口内炎の痛みには「夜明けのハーブ」ブルーマロウもおすすめ

ブルーマロウ

色鮮やかなブルーマロウのハーブティーには粘膜を保護する働きがあります。ハーブティーで何度も口をゆすぐと口内炎の痛みが和らぐので、活用してみるのもおすすめです。

ブルーマロウについて詳しくは以下の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

この方にお話を伺いました

ひまわり医院 院長 伊藤 大介 (いとう だいすけ)

伊藤 大介

東京大学医学部医学科卒。日本赤十字医療センター、公立昭和病院、東京大学医学部付属病院、埼玉県立がんセンターなどに勤務した後、2020年より現職。院内コラムは人気を博し、最高で月間1000万PV超。週刊文春の定期コメンテーターも務める。

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