インヨウカクこぼれ話
4〜5月頃、船のイカリ(錨)に似たかわいらしい花を咲かせることから、イカリソウ(インヨウカクのこと)の名が付けられています。別名の放杖草は、これを飲むと老人も杖が不要になるほど元気になるためだといわれています。中国・明時代の薬物書『本草綱目』にも、「西川(地名)に淫した羊あり。このカク(インヨウカクの花の蕾)を食べて、一日百遍交合す」と記されています。
東洋医学では、「腎」が成長・発育・生殖の働きを司り、骨や歯を維持していると考えます。また、志を強くして、思考力・集中力を保持するためにも、「腎」の力が不可欠です。インヨウカクは、その「腎」を補う作用があるので、不妊や老化、健忘に使われるのです。