ハーブやガーデニングに! 世界中で栽培される種類豊富なミント活用術
NEW

ハーブやガーデニングに! 世界中で栽培される種類豊富なミント活用術

古代ギリシャから栽培が始まり、世界中に広まったミント。生命力旺盛な植物ゆえ、数多の品種が存在します。かつては世界のミント市場の7割を占めていた和種ハッカやハーブティーでおなじみのペパーミント・スペアミントなど、さまざまな種類の特徴や魅力を紹介します。

〔目次〕
ミントの種類は? どんな花が咲く?
セルフケアに役立つ3大ミントの効果効能

ミントの種類は? どんな花が咲く?

100種類以上の品種がある爽やかな香りのハーブ

ミント

ミントはシソ科ハッカ属の植物の総称。非常に繫殖力が強く、交配しやすいことから100種類以上の品種があります。四角い茎と十字に対生する葉を持ち、品種によって柄や形、鋸葉や毛の有無などの違いが。7~10月に花を咲かせ、全草に精油成分が含まれます。

清涼感のある香りが特徴的で、古代ギリシャでは入浴に用いられていました。解熱、殺菌、健胃、鎮静作用などがあり、食品や日用品に幅広く活用されています。

ミントとハッカは違う?

ハッカは「薄荷」と書き、ミントの和名(日本での呼び名)。ミントと同じくシソ科の植物の総称ですが、狭い意味では「和種ハッカ」を指します。和種ハッカは他のミントよりもメントールが多く含まれているので、「ハッカ」が冠されるアイテムは清涼感が強く感じられるものが多いです。

種類によって異なるミントの花々

ペパーミント

ペパーミント

ミントは夏~秋にかけて次々に花を咲かせます。花が咲くと葉や茎が固くなってしまうため、フレッシュなミントを使いたい場合は開花直前に収穫すると良いでしょう。

花は穂状に咲くことがほとんどで、寄せ植えやドライフラワーとして楽しむこともできます。花言葉は「美徳」「効能」。種類によって色や形が異なっています。

〔代表的なミントの花〕
アップルミント......リンゴのような芳香のミント。白~薄桃の花を咲かせます。優しい香りで葉は料理に適しています。
パイナップルミント......アップルミントの斑入り種。パイナップルのような香りがあり、花は白色。葉縁の斑が美しく寄せ植えなどにも用いられます。
ペニーロイヤルミント......茎が地を這うようにして育ち、踏めば踏むほど強くなることからグランドカバーとしても人気。薄紫の輪状の小花をつけます。
オーデコロンミント......全草に柑橘系の甘い香りがします。花の色が濃く、ドライフラワーやリースの素材などに活用されます。

セルフケアに役立つ3大ミントの効果効能

セルフケアに役立つミントとしてメジャーなのが「和種ハッカ」「ペパーミント」「スペアミント」。効果効能はほぼ同じですが、香りや味の強さが違います。種類や好みに合わせて使い分けてみましょう。

和種ハッカ

和種ハッカ

北海道で多く栽培されている日本原産の品種で、鎮痛や抗炎症、消化器の活性化といった働きがあり、解熱、発汗、健胃作用がある漢方薬に配合されています。

和種ハッカはミント類の中でもメントールの含有量が多く、強い清涼感と香りを持ちます。日本にもたらされたのは約2000年前。江戸時代より栽培が広がり、とくに北海道北見は代表的な産地に。戦前のピーク時、和種ハッカはミントの世界市場の7割を占めるまでになりました。

「ハッカ油」は薬局で手軽に購入可能。手頃で保存もきくので便利です。「食品添加物」と表示されていれば、マウスウォッシュやうがい薬にも使えます(※)。

※香りや刺激が強いので少量ずつ使いましょう。200mlに対してハッカ油1滴が目安。

〔効能・活用法〕
効果効能:解熱、発汗、健胃、リラックスなど
活用法:医薬品、日用品など

ペパーミント

ペパーミント

スペアミントと並び、西洋種の代表的な品種です。ウォーターミントとスペアミントの交配種で、和種ハッカよりもl-メントールが少なく、香りや味はマイルド。

ガムやキャンディ、歯磨き粉でもおなじみで、クールな清涼感は眠気覚ましやリフレッシュ効果があります。吐き気を抑える効果もあるので、乗り物酔いや二日酔いをしたときにもおすすめです。

〔効能・活用法〕
効果効能:リフレッシュ、鎮静、消化促進、鎮吐など
活用法:日用品、料理、ドリンクなど

スペアミント

スペアミント

「l-カルボン」を主成分としていて、ペパーミントよりもさらに香りが穏やかで甘みがあります。料理によく使われることから「ラムミント」「ピーミント」とも。ハーブティーやモヒートなどの飲み物にも適しています。変種である「ライムミント」はキシリトールガムに利用されています。

スペアミントはペパーミントと同様、鎮静作用に優れているのでイライラや不安を感じる時にお茶にして飲むと良いリフレッシュに。また消化を助ける作用があるので、油っこい食事にスペアミントティーを合わせると胸やけを防ぎます。

〔効能・活用法〕
効果効能:リフレッシュ、鎮静、消化促進など
活用法:料理、ドリンクなど

この方にお話を伺いました

養命酒製造株式会社商品開発センター 丸山 徹也 (まるやま てつや)

丸山 徹也

1958年長野県生まれ。1981年静岡薬科大学薬学部卒業後、養命酒製造株式会社入社。中央研究所研究部長、商品開発センター長を歴任。薬剤師。

※記事内の情報は『養命酒だより2022夏号(養命酒製造株式会社)』より参照しています。

SHARE

   
    
北欧、暮らしの道具店
絵本ナビスタイル
Greensnap
水戸市植物公園
コロカル
HORTI(ホルティ) by GreenSnap
TOP