疲れている人必見!漢方の王様、高麗人参/オタネニンジンの効果と効能
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疲れている人必見!漢方の王様、高麗人参/オタネニンジンの効果と効能

高麗人参は、多くのサプリメントやエナジードリンク、「薬用養命酒」にも使用されている、滋養強壮に優れたことで有名な生薬です。

和名ではオタネニンジン(御種人参)と呼ばれています。しかし、「人参」といっても野菜の人参とは別物です。

高麗人参の効果・効能

疲労回復、滋養強壮、病中病後の体力回復などの作用がある高麗人参。

胃腸や呼吸器系を活性化させて免疫機能を高める作用や、消化促進、精神安定、血糖降下など幅広い効能をもつことから「漢方の王様」と呼ばれ、人参湯、十全大補湯、補中益気湯など多くの漢方薬に配合されています。

学名の「Panax ginseng」の「Panax」もギリシャ語で「万能薬」を意味する単語です。

原産は中国や朝鮮半島で、「高麗人参」や「朝鮮人参」と呼ばれるのは、伝来してきた場所にちなんでのこと。

韓国では、鶏に高麗人参やもち米などを詰めて煮込む「参鶏湯(サムゲタン)」を食べれば病気知らずといわれています。

参鶏湯(サムゲタン)

金と同等に扱われていた! 高麗人参の歴史

古くから不老長寿の薬として重宝され、秦の始皇帝も愛用していたといわれています。しかし、元々野生で数が少ないことから、秦の時代には「金」と同等に扱われるほど希少価値が高いものでした。

日本には奈良時代に伝わっていたようですが、貴重な薬草であったため使用できるのは貴族に限られていました。

江戸時代になると幕府が高麗人参の輸入を始め、庶民の間にも広がりますが、その人気から供給不足になり、将軍徳川吉宗は各藩に高麗人参の種子を分け与えて栽培を奨励しました。

そのため、高麗人参は将軍より賜った種で育てた人参ということで、オタネニンジン(御種人参)と呼ばれるようになったのです。

手間暇かけて育てる高麗人参

高麗人参の栽培についてのイラスト

栽培が難しい上、手間暇かけてもほんの少しずつしか育たない高麗人参。

日本における高麗人参の栽培は、主に長野県や福島県、島根県などで行われています。

高麗人参の苗はインターネットなどでも購入できますが、直射日光と高温多湿を嫌うため、日本での栽培は非常に困難といわれています。

十分な薬効をもつまで畑で数年間育てる必要があり、しかも、土壌の栄養を残らず吸い上げるため、収穫後の畑は向こう20年使用できません。

漢方に使用される生薬の中では最も高価で、盗難防止のため畑に鍵をかけることもあるようです。

この方にお話を伺いました

養命酒製造株式会社 商品開発センター センター長 丸山 徹也 (まるやま てつや)

丸山 徹也

1958年長野県生まれ。1981年静岡薬科大学薬学部卒業後、養命酒製造株式会社入社、中央研究所所属。その後同所研究部長、同所副所長を歴任。2014年より同社商品開発センター長。薬剤師。

※この記事の情報は全て、『養命酒だより2020年春号(養命酒製造株式会社)』より参照しています。

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