夕方に脚がパンパンになったり、朝の寝起きに顔が腫れぼったかったり...。この憂鬱なむくみ、そのままにしておくと、たまった水分によって体が冷え、だるさや疲れなどの不調につながります。
むくみをケアするには、「水分代謝を高める=水はけのよい体」になるのがカギ。水分代謝を促すのに効果的なツボ押しで、セルフケアしましょう。
また、夏のむくみは生活習慣が原因かもしれません。原因をセルフチェックしたい方はこちらから。
顔・全身・足のむくみを
ツボ押しで撃退!
ツボ押しは、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけて徐々に離すようにして、10回ほど繰り返すのがポイントです。
顔のむくみに
四白(しはく)
〔場所〕
黒目の真下で、目の周りの骨から約1cm下のくぼみにあるツボ。
〔押し方〕
指の腹で上に向けてゆっくり押しもむ。
全身のむくみに
水分(すいぶん)
〔場所〕
へそから指1本分上にあるツボ。
〔押し方〕
息を吐きながら両手の中指でゆっくり押す。
脚のむくみに
三陰交(さんいんこう)
〔場所〕
内くるぶしの頂点から指幅4本分上にあるツボ。
〔押し方〕
足首の内側をつかむようにして、親指の腹で押す。
ツボ押しは、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけて徐々に離すようにして、10回ほど繰り返えすのがポイントです。
こまめなケアで、快適に毎日を過ごしましょう。
この方にお話を伺いました
芝大門 いまづクリニック院長 今津嘉宏先生 (いまづ よしひろ)

藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科助手、同大学医学部漢方医学センター助教、北里大学薬学部非常勤
講師などを歴任し、2013 年より現職。症状だけでなく、患者さんの心に寄り添う医療を実践する。雑誌やテレビなどでも活躍する他、『病気が逃げ出す上体温のすすめ』(ワニブックス)、『子どもの心と体を守る「冷えとり」養生』(青春出版社)など著書多数。