生理前・生理中に甘いものが食べたい!管理栄養士おすすめの食べ物5選
NEW

生理前・生理中に甘いものが食べたい!管理栄養士おすすめの食べ物5選

ダイエットで甘いものをセーブしているのに、生理中だけは我慢ができなくなる......ということはありませんか? 我慢しすぎるとイライラするし、食べたら食べたで後悔が募ることも。そこで管理栄養士の田中由美先生に甘いものを食べたくなるメカニズムを聞きました。甘いものをとりたくなったときの解消法や生理中におすすめの甘いものを紹介します。

〔目次〕
生理前・生理中に甘いものが食べたくなるのはなぜ?
甘いものが食べたいときの対処法
生理前・生理中におすすめの甘いもの

生理前・生理中に甘いものが食べたくなるのはなぜ?

生理前・生理中に甘いものが食べたい なぜ

女性ホルモンのバランスは生理周期によって変動します。生理が始まる直前や生理中は女性ホルモンの分泌量の変化が心身に影響し、イライラや不安を感じがちです。そうしたストレスから甘いものを食べたくなったり、食べる量が増えてしまったりする場合があります。

ストレスがたまると甘いものが欲しくなる理由は、以下の記事で詳しく解説します。

甘いものが食べたいときの対処法

甘いものが食べたい 対処法

対処法1:ごはんなどの主食は適量を食べる

炭水化物の摂取を控えると体が糖質を求めて甘いものを欲しやすくなるので、ご飯などの主食は適量を食べることが大切です。ストレスの影響が気になる時は抗ストレスホルモンの生成に必要な「トリプトファン」を多く含む乳製品や大豆食品、卵、赤身の魚などを忘れずに食べましょう。

対処法2:甘いものを食べるなら14時~15時がベスト

脂肪の蓄積に影響するたんぱく質「BMAL1(ビーマルワン)」は、22時~2時に増え、14~15時頃に減ることがわかっています。同じ甘いものを食べるなら、夜よりも14~15時頃のほうが体重への影響は少ないでしょう。

対処法3:ストレスをため込まない

ストレスの解消法はそれぞれですが、ストレッチなどで体を動かす、十分な睡眠をとる、普段は行わないようなことに取り組んでみるなどがあります。深呼吸をする、歌を歌うといったことも副交感神経を優位にしてリラックスを促し、さらに血行も良好になるのでおすすめです。

生理前・生理中におすすめの甘いもの

生理前・生理中におすすめの甘いもの

東洋医学では、気(き)や血(けつ)の巡りが悪い・不足していると冷えを感じやすくなり、生理痛や生理不順といった不調が表れやすいと考えます。生理前や生理中は体を冷やしてしまうもの、血管を収縮させてしまうものは避け、気血を補い、巡りを助ける力をもつ食品がおすすめです。

※ 治療中の疾患がある場合は、医師や管理栄養士にご確認ください。

◎おすすめ1:プルーン

生理中は鉄分が失われて貧血になりがちです。プルーンなら鉄分が補給できて一石二鳥。

◎おすすめ2:黒糖、はちみつ、生姜、小豆

PMSや月経痛への対策として、冷えや気の巡りの滞りを防ぐことが大切です。温める力をもつ黒糖や生姜、シナモンを使用したスイーツを、香りのよいカモミールティーやジャスミンティーと一緒に。お茶にはちみつやオリゴ糖を少し入れて甘味を感じるのもよいでしょう。

◎おすすめ3:ココア

ココアに含まれるカカオポリフェノールは、血管の拡張や、抗酸化力で血の巡りを助けてくれることが期待されます。
砂糖やミルクの入っていないピュアココアを選び、甘味を調整しながら、牛乳を入れればカルシウム摂取にもつながります。

◎おすすめ4:柑橘系のフルーツ、ベリー類

フルーツの香りや酸味にはストレスを和らげる効果が期待されます。

◎おすすめ5:ドライナツメ

ドライフルーツのナツメは漢方の定番食材。血や気を補うとされています。

×避けたいもの1:アイスクリーム、かき氷、つめたいドリンク、南国産フルーツ

冷たい食品や体を冷やしやすい食品は生理前、生理中は控えましょう。
どうしても食べたい時は口中で温度を戻すようにゆっくり食べたり、温める力のあるシナモンティーとご一緒に。

×避けたいもの2:エナジードリンク

血管を収縮させるカフェインを多く含む食べ物は、生理前や生理中は避けたほうがいいでしょう。
一時的には元気になれても、きっと身体は疲弊しているのかと。ごまかすのではなく、ゆっくり休んで回復することも考えましょう。

生理中に甘いものを食べるなら、気血の力を養う食品がおすすめです。適切な量を食べて、心と体を癒してくださいね。

この方にお話を伺いました

管理栄養士 病態栄養専門管理栄養士 国際中医師 国際中医薬膳管理師 健康運動指導士 食品保健指導士 田中 由美 (たなか ゆみ)

田中 由美

女子栄養大学栄養学部栄養学科実践栄養学専攻卒業後、病院での栄養相談・給食管理、サプリメント販売会社の立ち上げなどに携わる。米国のドクターやハーバリストに分子栄養学、ハーブについて学んだ後、2010年に国際中医師取得。西医栄養学と中医営養学の両面から心地よく過ごしていくための食のサポートを考えている。

SHARE

   
    
北欧、暮らしの道具店
絵本ナビスタイル
Greensnap
水戸市植物公園
コロカル
HORTI(ホルティ) by GreenSnap
TOP