消化促進や疲労回復におすすめ!ローリエ(ローレル)の効果と使い方
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消化促進や疲労回復におすすめ!ローリエ(ローレル)の効果と使い方

ローリエ(月桂樹・げっけいじゅ)は、地中海沿岸が原産のクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑樹。若葉を陰干しにしたものは、ポトフやシチューなどの味を引き立てるのに欠かせません。ヨーロッパの家庭では塩コショウやオリーブオイルと並ぶ、定番の調味料として使用されています。

日本でもハーブとして広く利用されているローリエ。その効果・効能と呼び名の種類、使い方などをご紹介します。

〔目次〕
ローリエの香りと効果・効能
ローリエ、月桂樹、ローレル、ベイリーフ...その違いは?
ローリエの使い方
ローリエの葉の乾燥方法
ローリエの上手な保存方法
栄誉のシンボル「月桂冠」と花言葉の関係

ローリエの香りと効果・効能

ローリエの葉は、清涼感を感じさせるほのかな甘い香りと苦味が特徴です。西洋では古くから料理のみならず、薬用としても利用されてきました。

消化を促進し胃を丈夫にする

ローリエの葉に含まれるシネオールやゲラニオールなどの香り成分には、消化を促進し食欲を増進させる効果があります。料理にローリエを入れることで、自然と胃を健やかに保つことに。
また、その香りのよさから芳香健胃薬的な働きもあるといわれます。

食材の臭みを消して防腐効果も

ローリエの葉は乾燥させることで格段に香りが強くなるので、料理には乾燥した葉が使用されます。その強い風味は、肉や魚介類の臭みを消すだけでなく、防腐作用も期待できるとされています。

炎症を緩和し疲労を回復

さらにローリエに含まれるビネン、サビネンには、炎症を緩和して関節痛や神経痛を和らげる効果も。お風呂に入れると疲労回復が期待できます。煎じてお茶にして飲むのも良いでしょう。

置いておくだけで虫除けに

ローリエの葉には防虫効果もあり、置いておくと嫌な虫を寄せつけません。米びつなどに入れておくだけで虫除けが期待できます。

ローリエ、月桂樹、ローレル、ベイリーフ...その違いは?

ローリエには月桂樹(げっけいじゅ)、ローレル、ベイリーフなど、さまざまな呼び名があります。市販されているハーブの商品名も統一されていないので、覚えておくと便利です。

ローリエ

「ローリエ」はフランス語で「laurier」と書きます。日本ではハーブの呼び名として、この呼称が使われることが多いようです。

月桂樹

「月桂樹」はローリエの和名です。月桂樹の樹木そのものの他に、乾燥させた葉にもこの呼び名が使われています。

ローレル

「ローレル」はローリエの英語読みで「laurel」と書きます。市販されているハーブの中にはこちらの呼称を使っているものもあります。

ベイリーフ

ベイリーフ

翻訳サイトで「月桂樹」を英語に変換すると、「ローレル」の他に「ベイリーフ(bay leaves)」と出てくることがあります。つまり、ベイリーフも月桂樹の英語名です。

ただし、ハーブとして販売されている「ベイリーフ」には、インド産の「カシア」という葉を乾燥させたものが多くあり、ローリエと異なるので注意しましょう。

カシアの葉を乾燥させたものは「インディアン・ベイリーフ」や「カシアリーフ」「シナモンリーフ」などとも呼ばれる、シナモンと類似したスパイスです。インドではカレー料理などに使います。

ローリエとインディアン・ベイリーフは見た目も似ていますが、葉脈の方向で見分けることができます。ローリエは葉脈が横、インディアン・ベイリーフは葉脈が縦にあるのが特徴です。

ローリエの使い方

ローリエ

料理からインテリアまで、ローレルのさまざまな楽しみ方をご紹介します。

スモーキーな風味を活かす、料理での使い方

乾燥させた葉は料理に大活躍。煮込み料理はもちろん、スモーキーな風味がテリーヌやパテに合うので香りづけにもおすすめです。ピクルスやマリネに漬け込んでも美味しくいただけます。

ローリエ使用時の注意点とは? 副作用はある?

ローリエは、特別に注意しなくてはいけない副作用はありませんが、月経を促す作用があると言われているので妊娠中・生理中の方は念のためご使用をお控えください。

キッチンリースや入浴剤に♪ 料理以外での使い方

乾燥させたローリエは料理以外の活用方法も面白く、フランスの家庭では、トウガラシと一緒に飾りつけてクリスマスリースに使われることも。古くから、ローリエの香りには厄災から身を守る力があると信じられてきたからなのだとか。

庭木としてローリエを育てると、たくさんの葉が集められます。大量に収穫した葉の使いみちに困ったら、細かく刻んでコットンの袋に入れ、入浴剤にするのがおすすめ。疲労回復効果が期待できます。

下記ローリエを使ったハーバルバスなど、ローリエの楽しみ方については、以下の記事でも紹介しています。併せてチェックしてみてください。

キッチンリースの作り方

キッチンリース

乾燥させた葉を、土台となる木のツルやワイヤーに巻きつけていきます。すでに土台ができあがっている市販の柳リースは、ローリエを隙間なく挿していくだけでよく簡単です。

他にも、葉の形を生かしてほかの植物とともに木のツルなどに絡めて丸くあしらっていく方法や、直接葉に穴をあけてワイヤーを通して結ぶ方法など、さまざまな作り方があります。

完成したリースは、そのままキッチンに飾れば、料理をするときに葉を折ってすぐに使えるので便利です。

フレッシュなローリエで作れば、グリーンからモスグリーンへの色の変化も楽しめますよ。

ローリエの葉の乾燥方法

ローリエは生命力が強く、日本でも日当たりの良いところに置けばプランターや鉢植えで自家栽培できます。葉を乾燥させればハーブになるので、自分で作ってみるのも楽しいですね。

ローリエの葉は1年中収穫できます。収穫した葉は洗って水気を取り、ザルなどに広げて風通しのよい日陰で干します。気候にもよりますが、1~2週間でパリパリに乾燥します。

湿気の多い時期に乾燥させると、カビが出てしまうことも。湿度が低く天気が安定した時期にまとめて作るのがおすすめです。

もっと手軽に作りたい場合は、ラップをせずに電子レンジへ入れれば水分を抜くことができます。葉の様子を見ながら、少しずつ加熱しましょう。

ローリエの上手な保存方法

ローリエは紫外線に当たるとだんだん変色し、香りも落ちてしまいます。密封できるビンや袋に入れ、日が当たらなくて湿気の少ない冷暗所で保管しましょう。

シリカゲルなどの乾燥剤を入れて保存すると、より長持ちさせることができます。

栄誉のシンボル「月桂冠」と花言葉の関係

月桂冠

古代ギリシア時代から、大祭の勝者にはその栄光をたたえてローレル(月桂樹)の葉がついた枝を編んだ「月桂冠(げっけいかん)」が与えられてきました。

このことからローリエの冠は勝利や栄誉の印とされ、「勝利」「栄光」「栄誉」という花言葉がつけられたと言われています。

ほのかに甘い香りのする葉を頭に乗せるのは、さぞかし良い気分だったのではないかと想像します。

この方にお話を伺いました

養命酒製造株式会社商品開発センター 丸山徹也 (まるやまてつや)

丸山先生

1958年長野県生まれ。1981年静岡薬科大学薬学部卒業後、養命酒製造株式会社入社。中央研究所研究部長、商品開発センター長を歴任。薬剤師。

※記事内の情報は、より参照しています。

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