美容に◎！ヘルシーデザートなどクコの実（ゴジベリー）の食べ方

料理家として活躍する副島モウさんに、ハーブやスパイスの個性を楽しむレシピを教えていただく連載第3回。今回は、薬膳の材料としてお馴染の、赤く小さなクコの実（ゴジベリー）を使ったレシピをご紹介します。

「不老不死の実」として重用？
クコの実（ゴジベリー）

甘みとほのかな酸味があり、杏仁豆腐のトッピングや中華粥をはじめとした薬膳の材料として馴染みのあるクコの実。「長寿の果実」や「不老不死の実」として、6000年以上前から東洋医学の分野で使われてきました。楊貴妃が重用したことでも有名です。

北米では「ゴジベリー」や「ウルフベリー」の名でドライフルーツのように食べられており、栄養バランスに優れたスーパーフードとして海外セレブにも大人気です。
※一日10粒程度の摂取に抑えて下さい。
※妊娠・授乳中は避けましょう。

クコの実の栄養素
ビタミン豊富でアンチエイジングにも◎

ビタミンCをはじめ、B1、B2、アミノ酸など多くの抗酸化物質が含まれており、滋養強壮や視力回復、免疫力の向上など、生活習慣病の予防に効果があるとされています。また、ベータカロテンも含まれているので美肌作りや美容効果も期待できます。

幅広い料理の名脇役
クコの実の活用法

クコの実は炊き込みごはんやスープに入れると美味しくいただけます。グラノーラに混ぜたり、ヨーグルトにトッピングしたりするものおすすめです。お酢との相性も抜群なので、いつもの酢の物に加えてもいいですね。

また、クコの実は薬用酒の材料としても活用され、家庭では焼酎などに漬け込んで楽しむことができます。小さじ１杯程度をそのままお湯につけて7分程度蒸らすと、クコ茶としても楽しめます。

さっぱりとしたヘルシーデザート
寒天とクコの実の茶蜜がけ

美容パワーが詰まったクコの実と、食物繊維が豊富でダイエットにいいと注目されている寒天を組み合わせたローカロリーデザートです。ウーロン茶の香ばしい香りが楽しめる茶蜜をかけていただきましょう。

寒天は粉寒天を使用してサイコロ状にしてもよいですが、今回は簡単に、水で戻すだけの糸寒天を使用しました。

〔材料〕

糸寒天................................. 10g

クコの実............................. 小さじ１

■茶蜜

ウーロン茶（茶葉）............ 5g

砂糖..................................... 40g

ペクチン.............................. 5g
※製菓売り場で購入できます。

水（ウーロン茶用）............150ml

○アドバイス
・ウーロン茶は濃く出すのがポイント。
・お好みでフルーツを添えても◎。
・残った茶蜜は、フルーツにかけたり、プリンにかけたりしても美味しいですよ。