森の新緑も、日一日と色を濃くしていきます。
さて、今日はカフェテラスのデッキから、
縄文住居へ通じる散策路を一緒に歩いてみましょう。
写真の中央に、縄文住居の茅葺屋根がちらちら見えています。
アカマツを伐採して明るくなったところでは、
シラカバなどの広葉樹の幼木がたくさん生えてきました。
木陰を作っているのは、ウワミズザクラなどです。
明るくなった林内では、ヤマツツジも元気になってきました。
散策路では木洩れ日と木陰が様々に現れます。
縄文住居が近くに見えて来ました。
残念ながら縄文住居は、現在、修繕中です。
夏休みにはリニューアルされる予定ですので、しばらくお待ちください。
散策路から南道路へ出ると、養命酒工場内遺跡の看板があります。
その他の林内散策路も、今後紹介して行きますので、ご期待ください。
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工場の玄関前です。
工場から記念館へ行く途中の橋の上の眺めです。
新緑の中に薄っすら白い花が咲いています。
これは以前、桜豆知識で紹介した、「ウワミズザクラ(バラ科)」です。
新緑がさわやかな健康の森へ、是非いらしてください。
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「クロユリ(ユリ科)」です。<山野草コース>
本来、高山植物であるクロユリは、中央アルプスの千畳敷などでは7月に咲きま
すが、里に植えると2ヶ月も早く咲いてしまいます。
これは、6年程前にこの山野草コースが開設された時に植えられたものです。
「クマガイソウ(ラン科)」です。<山野草コース>
名は袋状の唇弁を、平家物語に登場する熊谷直実の母衣(ほろ)に例えたとのこと。
「敦盛草(あつもりそう)」に対する「熊谷草(くまがいそう)」ですが、興味のある方は、
平家物語(古典でも小説でも良いです)の敦盛最期のくだりを読めば泣けます。
「バイカイカリソウ(メギ科)」です。<山野草コースや、工場から記念館への道沿いなど>
「ニガイチゴ(バラ科)」です。<林内>
いわゆるキイチゴの仲間です。
赤い実がなり食べられますが、苦味があってあまり美味しくありません。
「チゴユリ(ユリ科)」です。<山野草コースや林内>
まだ咲き始めですが、林内の日陰に群落を作ってたくさん咲きます。
「コウボウ(イネ科)」です。<山野草コース>
「なんだ、雑草じゃないか。」と言うなかれ。
「コウボウ」は「香茅」と書き、良い香りがする茅(かや)の意味です。
いわゆる、干し草のいい香りです。
私は手帳などに挟んで、甘い香りを楽しみます。
牛などの家畜のエサに混ぜると食欲が増すとか。
ハイジの干し草のベットの良い香りは、きっとこんな香りではないかと、私は思います。
「エンコウソウ(キンポウゲ科)」<ミズバショウ池>
水芭蕉池でかなり増えてきて、今後が楽しみです。
これからも、どんどん花が咲きますので、ご期待ください。
昨年の満開は5月7日、一昨年の満開は4月29日でしたが、
今年は、ここ数日の暖かさで今日、一気に満開になりました。
ここ「健康の森」に咲く山桜は、奈良県吉野山が有名な「ヤマザクラ 学名:Prunus jamasakura」
とは異なる、「カスミザクラ 学名:Prunus verecunda」という種類です。長野県などの寒冷な山地で、
霞のような白い花を咲かせます。葉の表面や葉柄(ようへい)、花柄(かへい)に細かい毛があることから
「ケヤマザクラ」の別名があります。ちなみに、長野県には「ヤマザクラ」はほとんど自生していません。
今、新緑と山桜が美しい「健康の森」ですが、様々な花が咲き始めましたので、
花情報もお知らせします。
「トウゴクミツバツツジ(ツツジ科) 東国三つ葉躑躅(つつじ)」です。
先日紹介しました「ミツバツツジ」は、雄しべの数が「5本」ですが、
この「トウゴクミツバツツジ」の雄しべの数は「10本」で、同じ仲間ですが違う種類の三つ葉躑躅(つつじ)です。
「シナノタンポポ(キク科)」です。お客様駐車場の芝地で咲いていました。
セイヨウタンポポとの見分け方は、別の機会に!
「フデリンドウ(リンドウ科)」です。お客様駐車場の芝地で咲いていますが、
とても小さいので見逃してしまいそうです。
「イカリソウ(メギ科)」です。山野草コースです。
「シロバナイカリソウ(メギ科)」もあります。
「ヒトリシズカ(センリョウ科)」です。山野草コースで見られます。
「シュンラン(ラン科)」です。山野草コースで見られます。
「クサボケ(バラ科)」です。木浴コース沿いや南道路沿いで見られます。
「ミツバツチグリ(バラ科)」です。木浴コースや林内で見られます。
「ヤマブキ(バラ科)」です。木浴コースや川沿いで見られます。
「ヤマブキ」が咲くと、山菜のタラノメがいい頃だと、大学時代に先生から教えていただきました。
「ハウチワカエデ(カエデ科)」です。道路沿いの林内でみられます。
紅葉が注目されるカエデですが、花もよく見るときれいです。
新緑と山桜、春の花が咲く「健康の森」でお待ちしております。
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こちらは「ウツボグサ」、「シロツメクサ」、「アカツメクサ」などが使われています。
これは階段の途中の「信州の庭」です。
なるべく、駒ヶ根工場「健康の森」に自生する樹木を使っています。
開設時にシンボルツリーとして植えた「コハウチワカエデ」が、
冬の乾いた寒風の影響で枯れてしまったので、
この春に「コミネカエデ」、「ウリハダカエデ」、「マルバカエデ」を新しく植えました。
その他に「ノリウツギ」、「バイカツツジ」、「シモツケ」などが植えられています。
こちらは同じく階段の途中にある「生命の庭」です。
「クロモジ」、「メグスリノキ」、「ボタン」、「シャクヤク」、「イカリソウ」、
「オトギリソウ」などが植えられています。
昨年、諏訪湖畔の並木から飛んできた
「カツラ」の実生苗が根付いてしまったので、そのまま育てようと思っています。
なるべく自然の流れに逆らわず、
雑草でも地被植物として使えそうなものは無理に取らずに活かしています。
「ゲンノショウコ」や「ヘビイチゴ」などは、うまく地面を覆ってくれそうです。
健康の森にお越しの際は少し足をのばして「くらすわ」にもどうぞ。
緑地をちょっと眺めていただけると幸いです。
「ミツバツツジ(ツツジ科)」です。
この辺りでは、イワヤマツツジの愛称で呼ばれます。
「クロモジ(クスノキ科)」です。
養命酒にも生薬として入っています。
「シロバナエンレイソウ(別名:ミヤマエンレイソウ ユリ科)」です。
「トガクシショウマ(メギ科)」です。
昨年、植えたものです。
「ショウジョウバカマ(ユリ科)」です。
再登場ですが、今、いっぱい咲いています。
花の色は、白から濃いピンクまで、いろいろ楽しめます。
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こちらは、「アブラチャン(クスノキ科)」です。
同じクスノキ科クロモジ属の低木ですが、アブラチャンのほうが沢筋など
やや、湿った環境を好みます。
どちらも、クロモジ(養命酒に入っています)の仲間なので、
枝を折ると良い香りがします。
そういえば、早春は黄色の花が多いですね。
樹木では、生垣にも植えられる「レンギョウ」や、最近、庭木としてよく植えられている
ハナミズキの仲間の「サンシュユ」、草花では「フクジュソウ」や「スイセン」も黄色ですね。
芽吹き前の森では、黄色の花がよく目立ちます。
森の春を探して、養命酒「健康の森」を歩きませんか?
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「ウワミズザクラ」です。昔、理科の実験で使った試験管用タワシみたいな感じです。
「ミヤマザクラ」です。人知れず、ひっそり咲いています。
今年の春はゆっくりなので、健康の森の桜は5月になってしまうかもしれませんが、
桜の開花情報もお楽しみに。