みなさま、ご無沙汰をしております。元気通信編集部員のゆーりんです。
冬本番到来!という感じで毎日冷え込みますね。さて、毎年寒い季節になると我が家に大きな荷物が届きます。「やさしいサンタクロースからのプレゼント」と言いたいところですが、実はこれ、実家から送られてくる大量の冬野菜。両親が趣味で土いじりをやっているということもあり、特に冬場には白菜や大根といった冬野菜がこれでもか!というくらいに送られてくるのです。
東京で一人暮らしをする娘を想っての親心。。。感謝以外ないのですが、いかんせんあまりにも量が多いため、消費するのもひと苦労です。
そこで野菜の大量消費といえばやっぱり鍋!まさに自社の「養生なべシリーズ」の出番だ!とばかりに作ってみました。これは以前、ケンイチが紹介した「五養粥」と同じく、黒・白・赤・黄・緑の5種類が用意されています。鍋といえば赤や白のイメージですが、実は「養生なべシリーズ」では黒が1、2位を争う人気の味。今回は私も「黒養なべ」をチョイスしてみました。
袋を開けると、八角やナツメといったスパイスがゴロっとしたホールのままで入っているのにびっくり!八角やシナモン、スイカズラなど甘い香りのスパイスがたくさん入っているからか、作っている最中から甘い香りが立ち込め、我が家はもう台湾の食堂のよう。 いよいよ具材の投入。当社の開発部門的に白菜や春菊、ネギなど鍋の定番に加え、厚揚げやかぼちゃもおすすめしています。絹ごしや木綿ではなく厚揚げ豆腐、そしてかぼちゃを入れるところがちょっとユニークですよね。
鍋に入れる白菜ですが、私には譲れないこだわりがあります。それは鍋に入れる前に一度別鍋で湯通しし、それをぎゅっと絞った状態で入れること。これはその昔、博多の水炊き店で教えてもらった技なんですが、こうすることで白菜から余分な水分が抜け、スープの味がぼやけずに楽しめるのです。しかも水分の抜けた白菜はスープをぎゅーっと吸収するので、食べ始めから味が染みた野菜が堪能できます。豆腐も水分の出にくい厚揚げをオススメしているなんて、自分の会社ながら「わかってるな〜」と嬉しくなってきます(笑)。
鍋をするときに問題となるのがアクをとるか、とらないか問題。鍋の種類にもよるかと思いますが、私はアクにも栄養があるのだし、せっかくの鍋だったらその栄養も一緒にとった方が体にもいいかなと思い、取らないことにしました。
水抜き白菜を使ったこともあり、スープを飲むとスパイスの輪郭がはっきりくっきり感じられます。それが鍋がすすむにつれスパイス感はだんだんと丸くなっていき、野菜の旨みや甘味と渾然一体となっていくイメージ。それは「2日目のカレーが美味しい」的な、調和した美味しさになっていく気がしました。
さて、そろそろ締めの時間です。 今回、私、果たしてどの具材がこの「黒養なべ」の締めとして頂点に立つかと、「締め-1グランプリ(略してS-1)」を開催しました。審査員は審査員長の私一人ながら、私的には審査に絶対的な自信を持っています(私が美味しいと思った評価なので当たり前ですが。。。汗)
エントリーは、「うどん」「春雨」「中華麺」「ちゃんぽん麺」「ソフトせんべい」「もち」「そうめん」の7組です。 早速、上位3位に入賞した締めを発表したいと思います。
3位:ソフトせんべい これは青森県八戸市の有名B級グルメ「せんべい汁」に着想を得た締めです。「せんべい汁」は専用の南部せんべいを使用していますが、手に入りづらいのでサクサクとした軽い食感のソフトせんべいで代用。スパイシーな汁を吸ってもちもち食感となったせんべいは逸品でした! ただ、汁をたっぷり吸うので入れすぎ注意です!
2位:そうめん 細くてツルツルとした喉越しのそうめんが、よくスープと絡みます。開発部門的にはかまぼことほうれん草を入れるとさらに美味しさアップ!だそうです。
そして1位は、、、、、
1位:もち これはダントツですね! とろりととろけたもちがコク深いスープと一体となってもう絶品!もちをトースターで軽く焼いて入れると、もちの焦げた部分がアクセントとなってさらに楽しめました。
こんな滋味深い鍋が思う存分楽しめるなんて、まさに実家からの野菜便はサンタさんのプレゼントそのもの。今年の年末こそは帰省して、両親に直接お礼が伝えられたらいいなと思いました。