デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、肩こりや背中の痛み、足のむくみに悩まされることがあります。これは長時間、筋肉を動かさないために血行不良になることが原因です。寒い日が続いたり、エアコンが効きすぎた部屋に長時間いて冷えたりすると、さらに疲れやこりが悪化することも。
そこで、女性専用ホットヨガスタジオ「ソプラ」のトレーナーに、体をゆるませ、こりをほぐすストレッチを教えてもらいました。
ストレッチはお風呂上がりが効果的!
ストレッチは、体が温まって血行がよくなっているお風呂上りの時間を活用して行うのがおすすめ。筋肉の緊張がゆるむので柔軟性が高まってほぐれやすくなります。また、温まることでリンパの働きが良くなるので、むくみを解消しやすくなる効果も。
さらに、お風呂上がりは呼吸が深くなりやすく、副交感神経が優位になります。ストレッチでゆったりとリラックスすれば、安眠効果も期待できますよ。
こりをほぐし疲れをリセットするストレッチ方法
肋間筋を伸ばすストレッチ
長時間同じ姿勢で仕事をしていると、肋骨の周りの筋肉「肋間筋」が固まってしまい、呼吸が浅くなりがち。呼吸は浅いと早くなり、不安や緊張につながりやすいため、寝つきが悪くなったり、疲れがとれにくくなったりすることがあります。
そんなときは、肋間筋をほぐすストレッチで呼吸を深くしましょう。
〔How to〕
- 足を肩幅に開いて手を組み、身体を伸ばしたり左右に倒したり、好きな方向へ動かします。下半身はリラックスした状態で行いましょう。
◯ポイント
・肋骨の一本一本の距離を広げる意識で行いましょう。
足の付け根を伸ばすランジストレッチ
日中、座った姿勢でいることが多い人は、足の付け根まわりに老廃物が溜まりやすくなります。両足を前後に開いたまま上体を落としていくトレーニング「ランジ」で、足の付け根の筋肉を伸ばし、溜まった老廃物はその日のうちにリセット。
足のだるさやむくみを解消しましょう。
〔How to〕
- 背筋を伸ばし、足を閉じて立ちます。
- 片足を1.5~2歩分前にだし、前の膝が90度になるまで上体を落としていきます。
- 後ろの膝が床についたら、足の裏を上向きに返します。
- 無理せず心地よいと思う場所で20~30秒キープします。
◯ポイント
・床につけた膝が痛い時はタオルを敷いて行ってください。
タオルを使った脚伸ばしストレッチ
1日活動した夜は、太ももやふくらはぎ、ひざの後ろ側が詰まった状態になり、むくみやすくなります。脚の後ろ側から緊張をリリースすることで、翌朝に疲れを持ち越さないようにしましょう。
〔How to〕
- 姿勢を正し、イスに浅く座ります。
- 片足を持ち上げ、足の裏にタオルをかけて、かかとを押し出すようにしながら膝の裏側をのばします。
- ゆっくり呼吸をしながら20~30秒キープしましょう。
- もう片方の足も同じように行います。
◯ポイント
・体がかたい人は、タオルを持つ場所を調節しましょう。
・膝は伸び切らなくてもOKです。
1日の疲れはその日のうちにリセットすることで、健康維持に繋がります。お風呂上がりのストレッチを習慣にして、健康な体をつくりましょう。
この記事は、「ハーブのつぼby Yomeishu」とJR東日本スポーツ株式会社が共同で制作しています。JR東日本スポーツでは、首都圏を中心とした総合型のフィットネスクラブ「ジェクサー」を中心に、いつまでもキレイでいたい女性のためにホットヨガやヨガを提供する女性専用スタジオ「ソプラ」および、"駅ちか"のゆったり空間で癒やしのメニューや整体を提供しているリラクゼーションスポット「リラクゼ」を運営し、地域の皆さまのからだとココロの健康づくりをサポートしています。
この方にお話を伺いました
ジェクサー・フィットネススタジオ 武川 瑠那 (むかわ るな)
JR東日本スポーツ運営の総合型フィットネスクラブ「ジェクサー・フィットネススタジオ」マチノマ大森店店長。トレーナー。現在は、お客様のカウンセリングやスタジオレッスンを担当している。