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特集記事 2022年8月号

疲れの原因となる「夏冷え」を解消!
冷えのタイプ別「時短カレー3選」

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夏はクーラーのつけすぎや、冷たいもののとりすぎで体が冷え、自律神経が乱れがちです。今回はこのような「夏冷え」のタイプ別に取り入れたい温活食材を紹介し、それらを使ったカレーを作ります。
世界的権威のある料理本コンテストで2度のグランプリを獲得した先生によるレシピは、温活のツボを押さえつつどれも20〜30分で作れる手軽なものばかり。手早く調理を済ませたい夏場にもぴったりです。

教えてくれた先生

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薬膳料理研究家・国際中医師・国際師薬膳調理師谷口ももよ先生

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青山学院大学を卒業後、広告代理店などで勤務。自身の体調不調をきっかけに薬膳を学びはじめ、国際薬膳調理師の資格を取得する。2015年、『身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ』でグルマン世界料理本大賞健康料理部門のグランプリを受賞。2017年には『5色の野菜でからだを整えるベジ薬膳』でグルマン世界料理本大賞ダイエット料理部門のグランプリを受賞。美味しく簡単、体に良い薬膳料理教室を開催する。⼀般社団法⼈東洋美⾷薬膳協会代表理事として全国でも活動、⽇本⾖腐マイスター協会理事なども務める

 

冷えのタイプを知ることが、「夏冷え」解消の近道

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冷房の効いた部屋に長時間いるからか、夏なのに手足がひんやり冷たい。。。食欲も湧かないし、何もしていないのに体もダルい。は〜〜典型的な夏バテみたい。

 

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その夏の疲れは「夏冷え」が大きな原因です。ただ、「夏冷え」といってもタイプはさまざま。自分の冷えのタイプに合った温活食材をとることが重要ですよ。例えば、手足が冷えやすい人は内臓が弱っていることが考えられるので、胃腸を労わるような食材や調理方法を選ぶといいですよ。

 

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そう言われれば、僕は下半身が冷えやすい気がしますね。でも、食べて栄養をつけようにも食欲が落ちていて、何より夏はできるだけキッチンに立ちたくないです。。。

 

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今回はこの時期ならではのリクエストに応えられるように、暑い日にもサラサラっと食べられるような温活カレーを考えました。作り方も材料を入れて軽く煮込むだけで完成するので、気軽にチャレンジできると思います。

 

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冷えのタイプごとに、カレーもいろいろなタイプがあって美味しそう!早速作ってみて、体の中から冷えを解消しようっと!

 

 

精力(生命力)の低下が原因の「足腰冷えタイプ」

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夏、疲れを感じやすい⼈は気虚(ききょ)が考えられます。気虚とは精⼒が不⾜している状態で、体のエネルギーが⾜りていない状態です。なかでも精⼒の源である腎の機能が低下すると下腹部や腰回りが冷えやすくなってしまいます。
そこで取り⼊れたいのが精⼒を作り出す腎の機能を助ける⾷材たち。エビやニラ、クルミは腎の機能を⾼める⾷材といわれ、さらに味噌やみりんといった発酵調味料も温性の⾷材で、体を温めるとされます。
味は醤油ベースであっさりとした和⾵テイストに。お茶漬け感覚でサラリと完⾷してしまいます。

「海老とニラのカレースープ」

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材料(4人分)
・海老 4,5本(約100g)
・葱 1/2本
・ニラ 1/2束
・クルミ 適宜
・ニンニク、生姜 各1かけ
・水 400cc
A
・カレー粉 大さじ1
・塩、胡椒 少々
・味噌 大さじ1.5
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1

作り方

1.海老の殻と背ワタをとり、一口大に切る。葱はみじん切りに、ニラは2cm幅に切る。ニンニクと生姜はすりおろす。

2.鍋に油大さじ1(分量外)を入れ、弱火でニンニクと生姜を炒める。海老を加え中火でこんがりと炒めたあと、葱と水を入れて沸騰させアクをとる。弱火にして15分ほど煮込みAの調味料を入れて味を整える。

3.仕上げにニラと砕いたクルミを入れ、ひと煮立ちさせて完成。

胃腸の機能低下が原因の「手足冷えタイプ」

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夏場、手足が冷える場合は胃腸の消化機能の低下が考えられます。夏は冷たい物の取りすぎで胃腸が疲れてしまい、食べても消化吸収しにくくなり、飲食物をエネルギーに変える力も弱まり、体全体、そして末端の手足の冷えにつながっていきます。そこで、胃腸を労わる食材を中心に、消化吸収を高めるような調理法で作ってみましょう。
ナツメやニンジンは胃腸にいいとされる食材で、消化を促進する大根もプラス。さらにニンジンはミキサーやおろし器で細かくして入れることで胃腸の負担を軽くし、消化もしやすくなります。また、肉の替わりに厚揚げ豆腐を使うことで、胃に負担をかけすぎることなく食べ応えを出しました。生姜は温め効果だけでなく、胃のむかむかも軽減してくれます。 
「ナツメとニンジンの薬膳カレー」

 

材料(4人分)
・ナツメ 40g(なければレーズンで代用)
・ニンジン 1本
・厚揚げ豆腐 1/2丁
・大根 適宜
・玉ねぎ 1個
・ニンニク、生姜 各1かけ
・オリーブオイル 大さじ2
・ココナッツミルク 200cc
A
・塩 小さじ1
・ナンプラー 大さじ1
[カレースパイス](スパイスがない場合はカレー粉小さじ2で代用)
・クミンパウダー 小さじ1
・コリアンダーパウダー 小さじ1 

作り方


1. ニンジンとニンニク、生姜はすりおろし、ナツメと玉ねぎはみじん切りにしてオリーブオイルを加える。ミキサーがあればこれらの材料を全て入れ、滑らかにする。
大根と厚揚げ豆腐は一口大に切る。


2.鍋に1を移し、ココナッツミルクを入れて20分ほど煮込む。大根に火が通ったらAの調味料を加えて味を整える。

水分の巡りが悪化した「下半身冷えタイプ」

 

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東洋医学では、水分は重いため下半身にたまりやすいとされます。つい水分を摂りすぎてしまう夏は体内の水分の巡りが悪化しがちで、それが下半身全体の冷えやむくみにつながるのです。
そこで積極的に摂りたいのがナスや大豆です。ナスは利尿作用を活発にする働きがあり、大豆はむくみにいいとされるほか、胃腸の働きも助けてくれます。またトウモロコシのヒゲはむくみにいいとされるので、粗みじん切りにしてご飯を炊く際に入れるのがおすすめです。さらに⽣姜やニンニクなどを合わせて発汗作⽤で体の余分な「湿」を取り除きます。

 

 「大豆と夏野菜のキーマカレー」

材料(4人分)
・ナス 1本
・トマト 大1個
・ニンニク、生姜 各1かけ
・玉ねぎ ¼個
・大豆の水煮 100g
・豚ひき肉 200g
・トウモロコシ 1/2本
A
・カレー粉 大さじ1.5
・醤油 大さじ2
・みりん 小さじ1
・塩、胡椒 少々

作り方

1.ニンニクと生姜はすりおろす。トウモロコシは芯に沿って包丁でそぐように切る。玉ねぎはみじん切りにする。トマトとナスは1.5cm角にカットする。


2.鍋に油大さじ1(分量外)を入れ、ニンニクと生姜、玉ねぎを炒める。香りがでてきたら豚ひき肉を加える。

3.トマト、ナス、大豆の水煮とトウモロコシを入れさっと炒め、Aの調味料も加えて約10分煮詰める。

 

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暑さをしのぐために、いろいろな夏冷えの原因となることをしてしまいがちだけど、自分の冷えのタイプを知れば、その対策となる薬膳も取り入れやすいね。しかもどのカレーもシンプルで、短時間で作れるのもうれしいな。

 

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冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりする 115
水分を大量に飲む 58
とくに冷えにつながる行動はしない 46

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