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月刊 元気通信

養命酒

特集記事 2021年9月号

ステイホーム&マスクで表情筋が劣化?
顔を引き上げて『マスク老け』にサヨナラ

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家にこもりがちになり人と会う機会が減ったことで、表情筋を使って会話することが少なくなってきています。また、職場や外出先では常時マスクを着けているため、顔の下半分が常にこわばった状態になっていると感じる人も多いようです。使わない筋肉はどんどん衰えていくのと同じで、表情筋も使う機会が少ないと凝り固まってしまったり、垂れ下がったりしてしまい、顔全体が老けた印象になってしまいます。 そこで今回は顔の筋肉を刺激して、表情筋の凝りと緊張をほぐすエクササイズをご紹介。 1日数分のセルフケアを行うだけで、表情筋が柔軟に動くようになり、表情もいきいきと豊かに。また、表情筋を鍛えることで顔に立体感がでてきて、若々しい印象も生まれてきます。 今回ご紹介するのはマスクをしたままでもできるエクササイズばかりなので、自宅はもちろん、外出先や職場の隙間時間でも気軽に「マスク老け」を解消できますよ。

教えてくれた先生

エイジングデザイナー村木宏衣先生(むらきひろえ)先生

1969年東京生まれ。エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務を経て、「村木式整筋」メソッドを確立。筋肉・骨格・リンパにアプローチするオリジナルの理論と手法で、リフトアップ、小顔、美髪、ボディメイキング等、女性の悩みを解決する美のスペシャリスト。2018年「Amazing beauty」を開設。著書に「奇跡の頭ほぐし」(主婦の友社)など。

最近、2年前くらいに撮った自分の顔の写真が出てきて、その顔といまの自分を見比べてびっくり! 鏡の中の自分は顔がむくんだように見えるし、顔全体が垂れ下がったみたい…

たしかにそうだね。ほんの2年しか経っていないとは思えないくらい老けた感じもするね。

それ、もしかしたら生活様式が変化したことで表情筋が劣化した「マスク老け」かもしれませんよ。

「マスク老け」!? な、なんですかそのドキッとする老け方は?

近年、在宅時間が長くなったことや、人と対面する機会が減ったことで、表情筋をしっかり動かしながら会話することが減少してきているのです。また、マスクを常時着用しているので口角を上げずに会話を済ましてしまうことも多く、口の周りの筋肉も劣化している可能性があります。その結果、目元や口元が垂れ下がってきたり、顔全体がのっぺりとした印象になったりして、一気に老けたように感じるのです。

言われてみれば、以前に比べてしっかり口を動かして話したり、表情でコミュニケーションをとることが少なくなった気がします。いまのような生活様式はしばらく続きそうですが、そんななかでも表情筋の劣化を食い止める方法はありますか?

はい。「マスク老け」は表情筋を使わないことで、筋肉が凝り固まったことや弾力を失ったことが原因なので、その顔の筋肉を意識しながらエクササイズを行うことで効果的に鍛えることができます。顔のパーツごとにいつでもどこでもセルフケアができるので、気になる部分からチャレンジOK! 隙間時間に取り組むだけで、表情や顔全体の印象が変わってくると思いますよ。

やったー。では早速そのエクササイズを教えてくださいっ!!

表情筋をほぐせば若々しい印象に!

年齢とともにたるみやシワが気になるという声をよく聞きますが、実はこれらの老化を感じさせる原因の一つが「筋肉の硬さ」です。筋肉は長い間使わないでいるとどんどん硬く収縮していき、それが骨を横や下に引っ張って顔をゆがめてしまいます。さらに血液やリンパを押し出すポンプ機能も衰え、皮膚に老廃物が溜まった状態になるのです。

コロナ禍での新しい生活様式では対面で人と接することが少なくなっているので、それに比例して表情を作る筋肉の動きも少なくなってしまいがち。 今回は顔の各パーツを意識しながらエクササイズを行うことで顔の印象を左右する筋肉をほぐしていきます。弾力のある表情筋を取り戻して、リフトアップを目指しましょう。

セルフケアを行う際のポイントですが、正面を向きリラックスした状態で刺激することで筋肉を効果的にゆるめ、骨格のバランスを整えることができます。とくに表情筋が集まる場所のフェイシャルケアを行うときは、指の位置や力加減が左右でアンバランスにならないように、慣れないうちは鏡を使って位置を確認しながら行うのがおすすめです。

マスク着用時でも効果的にケアする秘訣は?

今回のエクササイズは自宅だけでなく、忙しい毎日のちょっとした隙間時間に気軽に取り組めるように、マスク着用時でもできるものをセレクトしました。表情筋は知らないうちにこわばってしまいがちなので、気がついたときにどれか1つの運動を行うだけでも違いがでてくると思います。

エクササイズを行うときは、必ず筋肉に対して垂直に圧をかけるようにしましょう。この表情筋を鍛えるエクササイズは顔の深層部を刺激することで筋肉の弾力を取り戻し、滞った血液やリンパの流れを促す手法。肌の表面をなぞるのではなく、グッと垂直に圧をかけながら行いましょう。

リンパに働きかける「フェイスライン」のケア

あごのまわりのラインがたるむと「脂肪がついた」と思いがちですが、原因はむしろ過度なむくみによるものが考えられます。あごの関節はゆがみの影響を受けやすく、また長時間のデスクワークやスマホの見過ぎなどが原因で、「顎下(がくか)リンパ節」の流れも滞りやすくなっています。このリンパの周辺を深くほぐしながら動かして、老廃物などを溜め込まないようにしましょう。

あごの先端から2cmくらい内側にある骨のきわで、顔の中心から約1cm外側に、かぎ型に曲げた人差し指を当て、その第一関節〜第二関節の平面を押し当てる。左あごのケアは右手、右あごのケアは左手で行う。

人差し指をしっかり当てたまま「あ・ぐ・あ・ぐ」と口を開け閉めする(声は出さなくて大丈夫)。これを1ヶ所で8セットずつ繰り返したら、指の位置を外側にずらしながら、片側6ヶ所を行う。反対側も同様に行う。

押さえるのは二重あごで皮膚がたるむライン。あごの骨の内側に沿って、エラに向かって片側6ヶ所ずつ、指をずらしながら行う。

[8セット×左右各6ヶ所]

皮膚を支える筋肉を鍛えて「目尻のシワ」をケア

目を取り囲む「眼輪筋(がんりんきん)」はまぶたの開け閉めで酷使する部分。また一方で、対人コミュニケーションの減少で使用する頻度が少なくなりすぎても、皮膚の柔軟性が失われてしまい、皮膚の奥が縮んでシワのもととなります。ただ、目元の皮膚は薄くデリケートなので、骨を押さえるように筋肉を支え、下まぶたをピンポイントに鍛えるケアで内側から目元の弾力を取り戻しましょう。

人差し指と中指をそろえ、指先の腹を使って目尻でシワが気になる部分を押さえる。目の周りの骨を指先で引っかけるように皮膚を軽く引っ張りながら、目の周りの「眼輪筋」に対して垂直に圧をかける。

目線は正面を向きながら、目尻に指先を固定したまま目を大きく開け閉めする。目を開けるときはなるべく大きく、閉じるときは目のまわりの筋肉がピクピクと動くのを感じながら、10回開閉する。反対側も同様に行う。

[片側10セット×左右各1ヶ所]

側頭筋をほぐして「ほおのたるみ」をケア

ほおのたるみ(ほうれい線)ができる一因は、耳の上あたりにある側頭筋(そくとうきん)の凝り。側頭筋はほおやあごの筋肉とつながっているので、凝り固まると顔を引き上げる力が弱まり、次第にほおが垂れ下がってしまいます。側頭筋の緊張をゆるめて、弾力を取り戻しましょう。

①親指をこめかみのへこんだ部分に引っかけ、手首を返して残りの指を後頭部に固定。両手で頭の下部をしっかりホールドしながら、親指に力を入れてグッと頭を持ち上げるように引っぱる。

②親指で頭を斜め上にグッと引っぱったまま「あ・む・あ・む」と大きく口を開閉させる。真っすぐに前を向いたまま行い、あごは下げないように。

③親指の位置を5ヶ所に替えていき、②の運動を繰り返す。あごを動かした際に、親指で筋肉の動きを確かめながら行う。

[10秒×5ヶ所]

首筋をほぐして「口角の下がり」をケア

長時間一人で作業するテレワークは、食いしばりや前傾姿勢による首の凝りが起こりやすく、それが口角を上げる筋肉の動きを妨げる原因にもなっています。そこで頭から鎖骨へつながる「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」の緊張をほぐして、首の位置を正しい位置にリセットしましょう。

首を傾けたときに浮き出る筋が「胸鎖乳突筋」。人差し指と中指の腹を頭のつけ根に近い「胸鎖乳突筋」にあてて、左右にスライドさせてほぐす。左側の首には右手を、右側の首には左手を使う。

首の付け根から鎖骨の上まで5ヶ所を2本指でほぐす。皮膚の表面をこするのではなく、内側の筋肉を指の腹でとらえて、痛気持ちいいくらいの圧で行う。反対側も同様に行う。

[5回×左右各5ヶ所×3セット]

鼻の血流を促し「鼻筋をすっきり」させるケア

女性を中心に、「小鼻の広がりが気になる」、「鼻の先端をすっきり見せたい」という声は多いはず。ただ、昨今のマスク生活で鼻まわりは常に圧迫された状態で、血行も滞りがちになり結果としてむくんでしまいます。そこで鼻まわりの血流も促しながら筋肉も刺激して、すっきり小鼻を目指しましょう。

小鼻の脇を親指と人差し指でグッとつまみ、「え・お・え・お」という発声を繰り返す。「え」のときは上唇を持ち上げて前歯を見せるように、「お」のときは鼻の下をしっかり伸ばす。指でつまむ位置を少し上にずらして同様に発声を行う。

[10秒×上下2ヶ所]

今回のエクササイズを一通りチャレンジする前と後で顔の印象を比べてみました。エクササイズ前に比べると若干目尻にハリが生まれ、フェイスラインもすっきりした印象。指押しや口をしっかり動かしたからか、顔色も明るくなったように感じました。

【番外編】マスク着用でも表情筋を鍛える話し方は?

これまで表情筋を鍛えるエクササイズを紹介してきましたが、最後にマスクをした状態でも表情筋を衰えさせない話し方のツボをお教えします。 それは「え」と「い」の発声をしっかり使い分けること。「い」の発声では口の筋肉は横向きに動き、「え」だと上向きに動きます。通常「い」の方がラクに発声でき、しかも「い」の口をしながら「え」と発声することもできるので、ついつい口を上下に動かす運動をおろそかにしてしまいがちです。それは口元の老化につながるので、「え」の発声をするときは上唇をしっかり上げ、前歯が8本見えるように意識しながら口を開きましょう。

一通りエクササイズを試しただけで、顔の筋肉がほぐれたような感覚になったよ。これまで随分と凝り固まっていたことを実感したね。

1回だけでも違いを感じたから、定期的に鍛えていったら変化が楽しみだね。

久しぶりに会った人から「前よりなんだか若々しくなった?」と言われるくらい、頑張ってみよっと!

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