いかにも恐ろしいこの顔、恐怖を感じる黒と黄色の縞模様、
世界の中でも最強の毒を持つ昆虫、「オオスズメバチ」です。
森の中で、樹液が噴き出したコナラの木にいました。
こちらは、「オオゾウムシ」とのツーショット。
「オオスズメバチ」でかいです。
これまで、養命酒駒ヶ根工場の森は、アカマツが密生して林内が暗く、
広葉樹もほとんど目立たない森でした。
数年前からの森林整備によって、林内が明るくなり、広葉樹も活性化
して、多様な樹種からなる豊かな森に変わりつつあります。
コナラやクヌギが増えてくれば、カブトムシやクワガタなどの虫が集まって
くる期待が持てますが、当然、同じ樹液を好物にしているオオスズメバチなど
も集まって来てしまいます。
また、コナラの木に人が刃物で傷を付けても、思うようには樹液は出てきません。
カミキリムシの喰痕をオオスズメバチが強力なアゴでかじることで、樹液が出て
来ます。ですから、カブトムシやクワガタが観察できる森には、オオスズメバチ
も必要な存在です。
このような自然環境で、ハチやヘビなどとの共存は難しい面もありますが、
これからも、お客様の安全を第一に、自然豊かで魅力ある森林空間を提供して
いけるように努力していきたいと思っています。