白髪・抜け毛を改善するなら、症状別の対処法を

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白髪・抜け毛は症状にあわせた対策を

白髪や抜け毛の大きな原因となるのが、髪を作る細胞の働きが低下することです。黒い色の元になる色素がつくられなくなると、髪は白くなります。また新陳代謝の低下で、髪が育たなくなったり、しっかり育つ前に抜けてしまうことで、抜け毛や薄毛に。こうした機能の低下は、加齢や遺伝によることもありますが、生活習慣の乱れやストレスも大きな原因に。症状に合わせた対策をすれば、改善が期待できます。

白髪・抜け毛大症状 症状別・原因と対処法

type1年齢のわりに白髪が多い方へ

こんな症状ありませんか?

  • 同年代の人にくらべて白髪が多い
  • 髪が細くなった
  • 頭頂やひたいの両側が薄くなった
このタイプの特徴

食事バランスが悪く栄養が偏ると、髪も栄養不足になり、育ちにくくなります。また栄養不足は、内臓の働きも低下させるため、髪に栄養を届ける血液の状態が悪くなることも髪のトラブルにつながります。白髪が増え、髪はハリを失って量も減り、抜け毛が増えて薄毛になります。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

栄養のバランスを整えて、髪に栄養を届けましょう。特に効果的なのが、栄養豊富な血液をつくる、赤い色と黒い色の食べ物です。赤い色の食べ物は、にんじん・トマト・なつめ・クコの実・ラズベリーなど、黒い食べ物は、黒豆・黒ごま・のり・ひじき・プルーン・桑の実・ブルーベリーなど。こうした食材を日常的にメニューにくわえましょう。黒豆、黒ごまは、白髪予防に効果的なので、黒豆きなこやすりごまをふりかけにしたり、みそ汁に入れて毎日とって。また魚介類も髪を養います。あさり・カキ・ホタテなどの貝類と、エビが効果的です。

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type2抜け毛や薄毛が気になる方へ

こんな症状ありませんか?

  • 頭全体の毛が薄くなった
  • 円形脱毛がある
  • 白髪がある部分に集中しているなど、生え方に偏りがある
このタイプの特徴

体内のめぐり、特に血流が滞っていると考えられます。運動不足や偏った食生活などにより血流が悪くなると、髪に必要な栄養が届けられず、白髪や抜け毛の原因に。また加齢と共に、体のめぐりは悪くなりがちなので、日ごろからのケアが必要です。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

血をめぐらせる「頭皮マッサージ」を行いましょう。頭皮を指先でかるくつかみ、はじくようにトントンと頭全体をまんべんなくたたきます。次に、額の生え際から後頭部に向けて、手ぐしのように指を滑らせ、なでつけるようにさすります。また、シャンプーの後に「酢卵黄トリートメント」をして、髪に栄養を。卵黄1個分に酢を数滴垂らしたものを髪全体に広げ、5分ほど置いて洗い流して。食事では、スパイス類が血流の改善に働きます。中でもおすすめなのが、カレー粉・シナモン・フェンネル(茴香・ホイシャン)・八角(スターアニス)。汁物に入れたり、炒め物で活用しましょう。

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type3急に白髪が増えた方へ

こんな症状ありませんか?

  • 短期間で急に白髪が増えた
  • 顔の両サイドに白髪が多い
  • 顔の両サイドの髪が薄くなってきた
このタイプの特徴

髪の生育に大きく影響するのが、ストレスです。悩みがあると白髪が増えたり、脱毛症になるように、精神的なバランスの乱れは、髪のトラブルを引き起こします。ストレスがあると、体内のエネルギーの流れが悪くなるので、その対策が必要です。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

寝る前にクヨクヨ考えごとをすると、心身が休まりません。気になることをいったん忘れてたっぷり睡眠をとり、ストレスにそなえましょう。アロマテラピーなどで心地よい香りを部屋に漂わせることも、気持ちを安定させてくれます。また香りのよい食べ物には、エネルギーの流れをスムーズにして、心を整える効果が。ネギ・しそ・みょうが・三つ葉・ミントといった、香味野菜で、自分の好みのものを毎日摂りましょう。柑橘系の皮にも高い効果が。レモンや柚子の皮を飲み物に入れたり、サラダや麺類に活用して。

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白髪・抜け毛は未病のサイン

白髪・抜け毛は、病気を引き起こす手前の「未病」の状態。未病の段階から症状を改善することで、より健康な状態へと近づくことができます。白髪や抜け毛の多い人は、体にとって必要な成分が不足していたり、めぐりの悪さで体内のバランスが乱れているといえます。こうした問題は髪だけでなく、内臓機能など他の部分の不調にもつながります。 白髪・抜け毛は、未病のサイン。自分の体を見つめ直す機会と考え、まずは生活習慣を見直すことから始めましょう。

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未病とは?
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「白髪・抜け毛=未病」は
東洋医学でケア

東洋医学で髪は「余血=血の余り」と言われるほど「血」と深く関係があります。

バランスを整えて健康に導く

加齢によって内臓の働きが低下し、「精=エネルギー」がなくなると、髪の栄養源となる血が不足して髪のトラブルが起こるとされます。また血が汚れたり、ドロドロになっている「瘀血(おけつ)」によって血のめぐりが悪いことも、白髪や抜け毛の原因に。 もうひとつは、体のエネルギーである「気」の滞り。気の流れが乱れると、血流が阻害されて髪に栄養が満たされず、髪のトラブルを引き起こします。

東洋医学では、「白髪・抜け毛=未病」のとき、自ら健康になろうとする力「自然治癒力」を高めることを重視しています。
東洋医学で用いられる「生薬」は、体を温めたり、体質の不足を補ったり、それぞれの生薬が多くの薬効成分を含んでいるため、複数組み合わせることで効能の幅が広がります。

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