症状別、慢性的な食欲不振・胃もたれの対処法

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食欲不振・胃もたれは症状にあわせた対策を

胃の不調には、食べ過ぎ飲み過ぎや、激辛食などの刺激物による消化不良があります。しかし、こうした一時的な理由でなく慢性的な症状の場合、いくつかの原因が考えられます。精神的な問題や、冷えなどの体質。そして典型的なのは、加齢によるもの。しかし、年だから仕方ないとあきらめる前に、原因に合わせたケアで、食事が楽しめる体を取り戻しましょう。

食欲不振・胃もたれの大症状 症状別・原因と対処法

type1 加齢により胃腸不調を感じる方へ

こんな症状ありませんか?

  • 年齢と共に胃もたれや食欲不振がひどくなった
  • 食後にお腹が張る
  • 胃がシクシクと痛む
このタイプの特徴

食欲は体力の現れ。元気があるとモリモリ食べられますが、胃腸に元気がないと食欲もわきません。食べ物の消化・吸収には、とても多くのエネルギーが必要です。そのため、加齢などによる体のエネルギーが低下すると、胃の不調も増えてきます。夏バテで食欲がなくなるのも、暑さによる体力の低下が大きな原因です。また、体質的にエネルギー不足で、元々胃の弱い人もこのタイプに入ります。年を重ねると共に胃の働きがさらに低下するので、日頃から胃にやさしい生活を心がけましょう。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

まず症状が重いときは、やわらかく消化の良い食べ物で胃を休めるのが先決。主食はおかゆや雑炊に。おかずには胃の調子を整える食材である、山いもや、レンコンのすりおこしたものを、消化されやすい煮物や汁物にしていただいて。“飲む点滴”ともいわれる甘酒もオススメです。日頃の食事では、体に地力をつける、納豆、ぬか漬けなどの発酵食品を毎日摂りましょう。またツボ押しも効果的です。エネルギーを高め、胃の養生によいのは「足三里(あしさんり)」のツボ。ひざの皿の外側下のくぼみから指4本分下、押すと刺激や痛みを感じる部分を、5秒ほどかけてゆっくり押しましょう。毎日続けると、胃が元気になっていきます。

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type2 特にみぞおちや脇腹の張りが気になる方へ

こんな症状ありませんか?

  • みぞおちや脇腹が張る
  • 食欲に波がある
  • ゲップがよく出る
このタイプの特徴

胃腸は「心の鏡」と言われるほど、精神の影響を受けやすい部位。ストレスや悩みがあると、すぐに胃もたれなどの症状につながり、食欲も低下します。また睡眠不足など生活習慣が不規則だと、自律神経の機能が乱れ、胃の働きが悪くなって症状が起こります。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

体の中のエネルギーの流れが滞っているときは、流れをよくする対処法を。効果的なのが、胃の裏側となる背中への刺激です。肩甲骨の下のろっ骨あたり、背骨を中心にマッサージしてもらうか、水流の強いシャワーを当てましょう。食事では、体内のめぐりをよくする香りの効果を取り入れて。しそ・しょうが・みょうが・長ネギ・三つ葉・パセリ・パクチーなど香りの強い野菜を料理に添えたり、柑橘系の果物を食べましょう。特に、柑橘類の皮は香りが強く効果が高いので、ゆずの皮で風味づけしたり、レモンの皮を飲み物に入れて活用して。

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type3 冷えると胃腸不調を感じやすい方へ

こんな症状ありませんか?

  • 冷たい物を摂ると胃が痛む
  • 冷えると下痢をする
  • お腹がポチャポチャと音がする
このタイプの特徴

体の冷えが大きな原因です。冷えは、体内の水分のめぐりを悪くし、水分が胃に留まって働きを低下させることに。体が冷えると消化器だけでなく、他の内臓の動きにも影響するので、日頃の養生でしっかり解消しましょう。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

体を温めることで、胃の調子が改善します。お風呂はシャワーで済まさずゆっくり湯船に浸かり、腹巻きやカイロでお腹を暖かく保ちましょう。カイロは、みぞおちとへその中間にあるツボ「中脘(ちゅうかん)」を中心に貼ると、さらに胃の働きが活発に。食べ物では、大根やカブ、キノコ類が体内の水分循環をよくしてくれます。ただし体を冷やさないよう、煮物やみそ汁に入れるなど温かい料理で摂って。

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食欲不振・胃もたれは未病のサイン

食欲不振・胃もたれは、病気を引き起こす手前の「未病」の状態。未病の段階から症状を改善することで、より健康な状態へと近づくことができます。胃腸の働きが低下すると、食べ物が十分に消化されず、必要な栄養が吸収できなくなります。体を作り、動かすのは、食べ物から摂る栄養です。栄養が不足すると、体力が落ちて疲れやすくなり、免疫力も低下してさまざまな病気を引き起こすことも。胃腸不調は未病のサイン。自分の体を見つめ直す機会と考え、まずは生活習慣を見直すことから始めましょう。

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未病とは?
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「食欲不振・胃もたれ=未病」は
東洋医学でケア

東洋医学で胃の働きの低下は、健康な体に必要な要素である「気・水」の乱れが大きいと考えられます。

バランスを整えて健康に導く

まず体のエネルギーである「気」が不足すると、内臓の働きが低下して不調が現れます。また「気」が滞ると、体の働きが鈍くなるだけでなく、心の状態も不安定に。心身が相互に作用して、胃の不調を悪化させてしまいます。 さらに体内の「水」のバランスが乱れると、冷えのせいで水分のめぐりが悪くなり、胃の働きを低下させます。

東洋医学では、「食欲不振・胃もたれ=未病」のとき、自ら健康になろうとする力「自然治癒力」を高めることを重視しています。
なかでも「生薬」は、体を温めたり、体質の不足を補ったりと、それぞれの生薬が多くの薬効成分を含んでいるため、複数組み合わせることで効能の幅が広がり、体質を整えます。
こうした効果を活用して、複数の生薬の薬効成分をお酒の力で抽出したのが「薬酒」です。胃腸不調で食欲がないときには、食前の薬酒を。全身の血行を促進し、胃腸の働きが活発になることで、低下していた食欲を正常に戻してくれます。

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