つらい月経トラブルやPMSは、症状にあわせたケアを

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月経トラブル・PMSは症状にあわせた対策を

生理痛や生理不順などの月経に関するトラブルや、生理の前に不調が起こるPMS(月経前症候群)。多くの女性が悩みを抱えながら、ピルや痛み止めでやりすごすなど、その場かぎりの対処法をしがちです。月経は大量の血液が排泄されるため、血流のバランスが乱れることがトラブルにつながります。またホルモンの関係で、精神的に不安定にも。こうした症状に合わせたケアが必要です。

月経トラブル・PMS 大症状 症状別・原因と対処法

type1鋭い痛みなどがある方へ

こんな症状ありませんか?

  • お腹が絞られる感じや、刺すような鋭い痛みがある
  • 月経が遅れがち
  • 月経血に血の塊がある
このタイプの特徴

血流の滞りが原因になっているタイプです。卵巣や子宮への血のめぐりが悪いと、経血がスムーズに排出されないことで生理痛がひどくなったり、体の動きに支障をきたしてPMSなどの症状につながります。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

血流をよくするため、下半身をしっかり動かしましょう。大股で歩いたり、腰をグルグル回すと、血流がアップして不調が楽に。また太ももの内側や、腰とおしりの間にある「仙骨」に強めのシャワーを当てると、卵巣や子宮での血液のめぐりがよくなります。仙骨に当たる部分の下着にカイロを貼って温めるのも効果的。食事では薬味を多めに摂りましょう。にんにく・ネギ・わさび・玉ねぎなどは血のめぐりをよくします。

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type2体の重さやだるさを感じる方へ

こんな症状ありませんか?

  • 腰や下腹部に重い痛み
  • 生理中に体がだるい
  • 月経が来ないことがある
このタイプの特徴

月経では、血液を排泄するので、血が不足します。すると卵巣や子宮の働きが鈍くなり、月経不順などのトラブルに。日ごろから貧血気味の人は、特に月経によって血液が足りなくなるので、ふだんからのケアが大切です。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

白米やパン、パスタなど色の薄いものばかり食べていると、血がしっかり作れません。黒、青、緑、赤など、色がはっきり濃い食材を食べましょう。特に、血液を養ってくれる赤色と黒色の食材を意識して摂って。ただし、生理中は食欲がないという人も多いもの。その場合は、胃腸の負担を軽くする、おかゆやスープを。具にやまいもやクコの実、なつめを入れると、不足する血液を効率よく補えます。また月経中の夜更かしはNG。睡眠はしっかりとって、体力を養いましょう。

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type3月経前に張りや痛みを感じやすい方へ

こんな症状ありませんか?

  • 月経前に胸やお腹・脇腹が張って痛む
  • イライラしやすい
  • ゲップやオナラがよくでる
このタイプの特徴

月経は体にとって重労働であり、大きなエネルギーを使います。このとき体内のめぐりが悪いと、突っ張るような痛みが出たり、エネルギーのバランスが悪くイライラするといった症状に。体がパンパンになって、生理前にスカートがきつくなるといったこともありがちです。

このタイプの対策方法 このタイプの対策方法

体内のエネルギーのバランスを整えるには、香りのいいお茶が効果的。柑橘系やジャスミンティー・ローズティなど、好きな香りのお茶を1日数回いただきましょう。また、生理前の3日間は最も気が滞りやすい時期。無理をすると症状が悪化するので、この時期は仕事を減らしたり、ペースをスローダウンして。寝る前には、仰向けになって手足を“大の字”に広げて、さらに手足を遠くに伸ばすようにイメージするポーズを。体内のめぐりがよくなります。

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月経トラブル・PMSは未病のサイン

月経トラブル・PMSは、病気を引き起こす手前の「未病」の状態。未病の段階から症状を改善することで、より健康な状態へと近づくことができます。月経トラブルやPMSが起こりやすい人は、体内のめぐりが悪かったり、血液が不足していると考えられます。こうした状態を改善しないでいると、他の不調や病気にもつながります。将来の更年期障害も不安です。 月経トラブル・PMSは、未病のサイン。自分の体を見つめ直す機会と考え、まずは生活習慣を見直すことから始めましょう。

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未病とは?
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「月経トラブル・PMS=未病」は
東洋医学でケア

東洋医学では「血」の滞りや不足を、不調や病気の大きな原因とします。

バランスを整えて健康に導く

月経トラブルやPMSは、血に問題がある典型的な症状。血が滞っている場所には痛みが出ます。また血が不足していると、体を十分に養うことができないため、月経に伴う不調が起こります。また、イライラなどの心の症状には、体のエネルギーである「気」の滞りも関係します。気が流れないと、経血の排出などがスムーズにいかず、心が乱れたり停滞したところが痛みます。

東洋医学では、「月経トラブル・PMS=未病」のとき、自ら健康になろうとする力「自然治癒力」を高めることを重視しています。
なかでも「生薬」は、体を温めたり、体の不足を補ったりと、それぞれの生薬が多くの薬効成分を含んでいるため、複数組み合わせることで効能の幅が広がり、体質を整えます。

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