実はすごいハチミツの栄養価!日常に取り入れたいおすすめの使い道8選
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実はすごいハチミツの栄養価!日常に取り入れたいおすすめの使い道8選

「パーフェクトフード」と呼ばれるほど、天然の栄養成分が豊富なハチミツ。

さまざまな栄養成分がバランスよく含まれ、咳・喉の痛み対策や口腔ケア、風邪予防、スキンケア、腸内環境を整えるなど、健康と美容に嬉しい効果が多く期待できます。

そんなハチミツの栄養成分と効果・効能、そしてハチミツの活用法8選をご紹介。ぜひ普段のセルフケアに上手にとりいれてください。

〔目次〕
栄養成分の宝庫! 「パーフェクトフード」ハチミツ
シャンプーや化粧水にちょい足し! 食べるだけじゃないハチミツの使い道8選
ハチミツ博士・平柳先生に聞いた! ハチミツQ&A
養命酒製造のこだわりのハチミツ「完熟」と「天然」とは?

栄養成分の宝庫! 「パーフェクトフード」ハチミツ

ハチミツの栄養成分

ハチミツの栄養成分の約80%を占めるブドウ糖と果糖は、疲労回復に有効とされる単糖類。

一般に摂取された糖類は、単糖類(ブドウ糖や果糖)に分解されて体内に吸収されますが、ハチミツに含まれる糖類はミツバチが花の蜜を体内の酵素で分解したもので、もとからこのブドウ糖と果糖。そのため、消化吸収に手間がかからず、ダイレクトに体のエネルギー源になるのです。

さらに、ハチミツには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150種類以上の体にうれしい栄養成分がバランスよく含まれており「パーフェクトフード」と呼ばれるほど。腸内環境を整えるグルコン酸やオリゴ糖、抗酸化・抗炎症作用でメタボリックシンドロームを軽減するポリフェノールも含まれています。

また、ハチミツのカロリーは、100gあたり329kcal。同391kcalの上白糖と比べると低カロリーなのも嬉しいポイント。

※出典:『八訂 食品成分表 2021』(香川明夫監修/女子栄養大学出版部発行)

シャンプーや化粧水にちょい足し!
食べるだけじゃないハチミツの使い道8選

体に嬉しい栄養成分がたっぷり含まれているハチミツ。毎日大さじ1杯(20g程度)を目安にとるのがおすすめです。風邪予防や生活習慣病の予防など、健康維持に役立ちますよ。

食べ物や飲み物に加えるだけではなく、スキンケアや口腔ケアにも効果的。

なお、ハチミツは、蜜を採取する花の種類や加熱の有無によって味や香り、効果に差があり、加熱の有無によっても特徴が異なります。シーンや目的、味の好みによって使い分けるとよいでしょう。

加熱済みのハチミツ...加熱済みのハチミツは、味や香りのクセが少なく、毎日続けやすいのが特徴。料理やスキンケアに活用するとおすすめです。
生ハチミツ...加熱処理されていない生ハチミツは、加熱済みのハチミツと比べて香りが強く、抗菌・殺菌作用のある酵素が多い特徴があります。専門店で手に入ります。

※水あめなどの甘味を加えていないものがおすすめ。

次からは、ハチミツの活用法をご紹介します。

ハチミツで全身ケア

ハチミツを使った全身ケア

化粧水や洗顔料、シャンプー、コンディショナーに加えたり、フェイスパックに使用したり、入浴剤代わりに使用してもよいでしょう。何かに混ぜる際は加熱済みのハチミツがおすすめです。

ハチミツ入りのシャンプーでヘアケア

ハチミツには、浸透圧の作用により空気中の水分を引き寄せるモイスチャー効果と、水分が外に出ていかないようにするエモリエント効果があるため、ヘアケアに利用すると、しっとり潤いのある髪に。

シャンプーやコンディショナー、ヘアパックに加えて使用する場合は、1回にハチミツ小さじ1杯程度が目安。しっかりぬるま湯で洗い流せばごわつきは気になりませんよ。

生ハチミツを歯磨き粉がわりにして虫歯予防

生ハチミツの歯磨き粉で虫歯予防

生ハチミツには、口内細菌の繁殖を抑える作用があるので、歯磨き粉代わりに使用するのも◎。また、ハチミツをぬるま湯で溶いてうがいの際に活用すると風邪予防にも有効です。

化粧水にハチミツを加えて、オリジナル化粧品に

化粧水に加えて肌につけると、ニキビや吹き出物などの、マスクトラブルに有効。化粧水100mlあたりハチミツ5ml程度が目安です。加え過ぎるとゴワゴワするので注意しましょう。

入浴剤として

ハチミツを湯船に入れる場合は大さじ1~2杯が目安です。

体がよろこぶ、ハチミツの賢い食べ方

古くから咳止めや喉の痛み止め、風邪予防などに利用されてきたハチミツ。料理やおいしい食べ方についてご紹介します。

冷え対策に! 生姜のハチミツ入り炊き込みご飯

生姜のハチミツ入り炊き込みご飯

生姜にも抗酸化作用、抗菌・殺菌作用があるので、ハチミツと一緒に食べればパワー倍増。生姜とハチミツの炊き込みごはんがおすすめです。

生姜を加熱すると、辛味成分のジンゲロールが体を芯から温める作用があるショウガオールという成分に変化するので、冷えを感じたときにぴったりのレシピ。ハチミツがお米のでんぷんを糖に分解するので、お米がふっくらつやつやになりますよ。

〔材料〕
お米......2合
ハチミツ(加熱済み)......大さじ1
生姜の千切り......適量
〔作り方〕
お米2合を研ぎ、いつもどおりの水加減で釜に入れる。
ハチミツと生姜を加えて、いつもどおりの時間で炊く。

加熱と生で異なる生姜の効能について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

喉が痛いときは、ハチミツを飴代わりに

のどが痛いときはハチミツを飴代わりに

口の中にウイルスが侵入して起こる喉の痛みや咳などの症状を和らげます。

ハチミツは薄めずに原液のまま口に含み、しばらく喉のあたりに置いておきましょう。小さじ1杯ずつ何回かに分けてとるのがおすすめ。殺菌作用の強い生ハチミツやマヌカハニーだとより有効です。

咳がつらくて眠れないときに! ハチミツ入りカモミールティー

ハチミツ入りカモミールティー

入眠を促すカモミールティーに、咳止め効果があるハチミツを加えてみましょう。立ち上る湯気を一緒に吸い込むのもおすすめです。

二日酔い予防に

ハチミツの果糖がアルコール代謝を高め、二日酔いになりにくくなるといわれています。ただし、お酒を飲む前にとると飲み過ぎにつながるので、飲んだ後、翌日の二日酔いが心配な場合にとるようにしましょう。

ハチミツ博士・平柳先生に聞いた! ハチミツQ&A

平柳先生のハチミツQ&A

いままで何となく気になっていたけれど、詳しくは知らなかったハチミツについて、平柳先生に教えてもらいました。

ハチミツは何歳から食べていいの? ハチミツを食べる際の注意点

ハチミツは1歳未満の乳児には与えないでください。

腸内環境が整っていない1歳未満の乳児は、ハチミツに混入しているボツリヌス菌によって「乳児ボツリヌス症(食中毒)」を発症するリスクがあります。なお、ボツリヌス菌は加熱で死滅しないため、ハチミツ入り飲料・お菓子も1歳になるまでは与えないようにしましょう。

また、生のハチミツには花粉が多いため、子どもに限らず初めてとる方は稀にアレルギー反応を起こす場合があります。少しなめて様子を見てからとりましょう。

ハチミツが固まったり濁ったりするのはなぜ?

ハチミツに含まれているブドウ糖は5〜14度程度の温度で結晶化する性質があるので、寒い日や冷蔵庫に保存していると固まりやすくなります。

ちなみに、生ハチミツは酵素が生きた状態なので、発酵による炭酸ガスの濁りや泡立ちが見られます。

人類最古のお酒、ハチミツ酒「ミード」

「ミード」は、ハチミツと水を酵母菌で発酵させてできる醸造酒。1万4千年以上前に人類が出会った「最古の酒」といわれています。

喉の渇いた狩人が、ひっくり返って水のたまった蜂の巣を見つけ、その水を飲んだところ、味わったことのない美味しさと共に、とても気分がよくなったと伝えられています。

体に嬉しい効果がたくさんあり、活用法もさまざまなハチミツ。効果については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

養命酒製造のハチミツ関連商品はこちら↓

養命酒製造のこだわりのハチミツ「完熟」と「天然」とは?

花の種類や採取後の工程によって、味や香り、効果が異なるハチミツ。養命酒のハチミツは、なかでも貴重と言われる2タイプのハチミツが楽しめます。

濃厚な「完熟ハチミツ」が楽しめる「はちみつのお酒シリーズ」

「完熟ハチミツ」とは、蜂の巣の中での羽ばたきによる温風で余分な水分を蒸発させ、糖度を高め、完全に熟成させたハチミツ。まったり濃厚で、華やかな風味が楽しめます。

養命酒の「はちみつのお酒シリーズ」は完熟ハチミツそのものの味わいを大切にするため、
人工甘味料や香料はいっさい使わず、ハーブを漬け込んだお酒に最後にハチミツを加えて仕上げています。

ハチミツの味わいが引き立つ「はちみつのお酒」の他に、軽やかな飲み心地の「かりんとはちみつのお酒」も人気です。

カリスマ養蜂家が集めた国産の天然ハチミツ「日本蜜蜂のはちみつ」

日本ミツバチの研究歴20年以上のカリスマ養蜂家・富永朝和さんが「できるだけ自然に近い状態のハチミツ」にこだわってつくりあげたのが「日本蜜蜂のはちみつ」。ミツバチたちの採蜜過程でさまざまな種類の花蜜がブレンドされることから「百花蜜(ひゃっかみつ)」とも呼ばれています。

複雑で重厚なその風味は、巣箱周辺の環境や気象条件などの影響を色濃く受けるため、地域ごと、年ごとに異なるのが特徴。その違いを楽しみにリピートする人も多い人気の一品です。

この方にお話を伺いました

食品医学研究所代表兼所長 平柳 要 (ひらやなぎ かなめ)

平柳 要

医学博士。東京大学大学院医学研究科修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員、日本大学医学部准教授を経て現職。はちみつ、生姜などの食材研究の第一人者としてテレビや雑誌などで活躍。実験や研究などで裏付けされている科学的根拠に基づいた発言で信頼を得る。著書は『蜂蜜力』(主婦と生活社)など多数。

※この記事の情報は、『養命酒だより2021冬号(養命酒製造株式会社)』より参照しています。

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