ジンと言えばジントニックやマティーニなど、Barで飲むカクテルのイメージが強いかもしれません。
しかし、好みにあわせてアレンジしやすく、また最近はスーパーやコンビニでも取り扱いが増えているため、実は自宅でも気軽に楽しめるお酒のひとつです。
今回はスパイスやハーブの研究に取り組んできた、クラフトジン「香の森」「香の雫」開発担当こだわりの、自宅で簡単にできるおすすめの飲み方をご紹介します。
クラフトジンとは?「香の森」と「香の雫」のボタニカルの特徴
クラフトジンとは、原料などに職人の強いこだわりを反映させた個性的なジンのこと。2015年頃から、本場イギリス・アメリカを中心にクラフトジンブームがおきています。
養命酒製造のクラフトジンは、ボタニカルの主役に日本固有の香木「クロモジ」を使用。仕込み水には、四季の変化に富み、清らかな空気と水を湛える長野県の駒ケ根高原に磨かれた天然の水を使っています。
香の森は、クロモジを主体に、松や杉の葉、桑の実や花椒など18種のボタニカルが重なりあうことで生まれる、重厚でいて奥行きのある香味が特徴。その香りは、日本の四季に育まれる豊かで静寂な森を思わせます。
香の雫もクロモジをメインとしながら、レモンピールやコリアンダーなど11種のボタニカルを使用。若々しい木々を思わせる爽やかな味わいで、新緑の森のような香りが楽しめます。
クラフトジン「香の森」の美味しい飲み方
香の森、まずはロックで!
底が丸く、口の少しすぼまったグラスで飲むと、より深く香りを感じることができます。
香の森を初めて楽しむ方は、ぜひまずはロックでお楽しみください。じんわり氷を溶かしながら、徐々にひらく香りが味わえます。
また、香の森はボタニカルの香味成分を多く含んでいるので、氷が溶けてジンのアルコール度数が下がると、溶けきれなくなった香味成分が析出して白濁します。白く変化する液色にもご注目ください。
香の森に大葉をプラス
〔アレンジ方法〕
香の森の炭酸割り(おすすめは香の森1:炭酸3)に、香りを出すために千切った大葉をお好みで3枚程トッピング。
日本の森をイメージした香の森は、爽やかな和の香りの大葉と好相性。
「これと餃子を一緒に食べるのが最高!」は開発担当のコメント。梅和えなどの料理のおともにもおすすめのアレンジです。
また、ジンを割材で割ってアイスで飲む際、冷凍庫で冷やしておくと風味がキリッと引き締まります。さらに香の森は液が少しトロッとした状態に。舌触りの印象の変化もお楽しみください。
香の森にビターズ1滴
〔アレンジ方法〕
香の森のロックに薬草系のビターズ(リキュール)を1~2滴加える。
ボタニカルの重層感がグッと増して、味わい深く感じられます。映画などを見ながら少しずつ味わうのにおすすめの一杯です。
お好みでトニック割りにしても美味しくいただけます。
クラフトジン「香の雫」の美味しい飲み方
香の雫、まずは炭酸割りで!
明るい日が差す森をイメージした香の雫。新緑の風が吹き抜けるように若々しい香りが特徴です。
主役のクロモジや柑橘、ジュニパーベリーなど、爽やかで抜けのいいボタニカルの香りを活かした炭酸割りでまずはどうぞ。
香の雫でロシアンティー
〔アレンジ方法〕
濃い目に入れた温かい紅茶に、香の雫をティースプーン2~3杯と、マーマレードジャムをティースプーン1杯加える。
香の雫に使用しているレモンピールなどの柑橘系の芳香と、紅茶の茶葉との相性は抜群。
紅茶の香りとともにやさしいボタニカルの香りが立ちあがり、柑橘の爽やかさとほんのり甘さを感じます。リラックス時間におすすめです。
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この方にお話を伺いました
養命酒製造株式会社 マーケティング部 加藤 参 (かとう まゆみ)

2016年養命酒製造入社後、マーケティング部でリキュール、RTDなど酒類の商品開発を担当する。2017年よりクラフトジン、2020年には食品の開発も加わり、酒類・食品全般の商品開発に携わる。