「世界最高のバー50選」に日本から選ばれたBar ベンフィディック
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「世界最高のバー50選」に日本から選ばれたBar ベンフィディック

ハーブと香木"クロモジ"の香りへのこだわりが生んだ養命酒製造のクラフトジン「香の森」。おかげ様でお客様から「香りが森の中に入るような心地よさで美味しい」、「森の香りと爽やかな後味が良い」など、多くの反響をいただいており、「香の森」が飲めるお店も増えてきています。

そこで、そういったお店を養命酒製造ハーブのお酒担当スタッフが訪問し、ご紹介していきます。第4回目は、新宿駅西口近くの「Bar BenFiddich(バー・ベンフィディック)」に行ってきました!

薬草酒の深みを追求して世界中の人々を誘惑。「世界最高のバー50店」にも選出された特別な時間。

新宿駅西口、雑然とした街を抜け、とあるビルの入口を開けると異世界が広がります。鹿の頭や中世の絵画、植物で装飾された暗い空間にたくさんのボトルが並び、あたかも錬金術師の研究所のような雰囲気。しかし並ぶボトルは世界各国の名酒。集まる人々は世界各国から訪れてきたバーを愛する好事家たち。ここはお酒とハーブの組み合わせで、他では飲むことのできないカクテルを楽しめるバー。豊富な知識と経験から作られる創造性溢れるカクテルに、錬金術師に惑わされたような貴重な時間を体験できるお店です。

※「世界最高のバー50店」は「世界のベストレストラン50」で知られる、ウィリアム・リード・ビジネス・メディアグループが発表。ベンフィディックは2017年、2018年に選出。

店内の写真

あやしく佇む鹿。店名の「ベンフィディック」の由来はゲール語で「山」と「鹿」。オーナーでバーテンダーの鹿山さんにちなむ。

カクテルを作る鹿山さん

鹿山博康さん。数々の受賞歴を持つ日本でも屈指のバーテンダーさんです。

ハーブは自分で栽培も。今、ここでしか楽しめないカクテル。

洗練された佇まいの鹿山さん。実はもう一つの顔があります。自宅に畑を持ち、ハーブを育てている言わば農業家のひとり。深夜の営業を終えると朝は作業着に着替え、自然と向き合います。バーテンダー仲間からは「植物マニア」との評判も。

フランスのアブサン、イタリアのアペロール、ドイツのイエガーマイスター、イギリスのジン、トルコのラク...実は世界中でハーブを用いたお酒は飲まれています。特徴的な香りや味わいだけでなく、「エリクサー(錬金術で言われるところの「霊薬」)」と呼ばれるものもあるように、生命に活力を与えることも期待されてきました。

ハーブは組み合わせで香味が変わるため、多種多様のハーブとお酒の組み合わせ方も可能性は無限大。ひとつのハーブのお酒をつくるのにも長年の研究と経験が必要です。大げさに言えば、ハーブのお酒は自然の恵みと人間の叡智の結晶なのです。

それらをより楽しむために、さらにハーブを加えて作られるカクテルもあります。先人の知見を学び、現代のたゆまぬ研究の末に生まれるカクテルも、自然と叡智が生んだ奇跡の一杯と言えるでしょう。

そして鹿山さんは「都内でバーテンダーを始めるも、手に入らないものもある。実家が農業をやっていたこともあり、自分でハーブを育ててみることにしました。」とハーブをその生態から知り尽くしているバーテンダーさん。そんなハーブとお酒のプロに本日ご用意いただいた素材は、こちら。

クロモジビターズとハーブの写真

左は自家製のクロモジビターズ。右はミントとローズマリーとクロモジ。どれも鹿山さんが育てたものです。ミントなどの親しみのあるハーブはもちろん、クロモジまでもご自宅で育てていらっしゃるとは、私どもとしても嬉しい限りです。

「香の森」とクロモジ。ホットと、人気の柑橘と。

「香の森」とクロモジを使ったカクテル、1杯目は、ホットカクテル「森香るハーブティー」。

ハーブティーを淹れる鹿山さんフレッシュのミントとローズマリーをガラスのポットに。熱湯を注いでハーブティーを作ります。蜂蜜を少々。クセのないアカシア産です(自宅で養蜂もされていらっしゃるとのこと。つい先日スズメバチにやられて悔しい思いをした、とここでしか聞けないお話も)。そして「香の森」を注いで完成。アルコールは気化するので最後にいれるのがポイントです。

ホットカクテル「森香るハーブティー」の写真

温かい湯気とともに立ち上る優しく爽やかな香りは、まさしく森の中。やわらかな液体をゆっくりと飲み込むと精気が全身に満たされたような感覚に。ほっとひと息つくと都会の生活でたまった滓(おり)もいっしょに散開されていくようです。

2杯目は「クロモジのオールド・ファッションド」。お店でも人気のカクテルのひとつ。

カクテルを作る鹿山さん

自家製のクロモジビターズはドライのクロモジを高アルコールに1ヶ月以上漬け込んだもの。オレンジスライスを潰してキューブシュガーを入れ、「香の森」を注ぎます。クロモジは柑橘の香りも帯びているのでオレンジとの相性が良いとのこと。

クロモジのオールド・ファッションドの写真

アンティークの美しいグラスにクロモジの枝をあしらっていただきました。

柑橘類の香りに五感が心地よく刺激されます。甘さは控えめ、アルコールは強めながらとげとげした感じがなくて口当たりの優しさに驚きます。クロモジが柑橘の香りに奥行きを与え、果皮のほろ苦さが効いて...。ハーブと果物とお酒のいいところが注ぎこまれた、まさに自然の恵み。嫌なことは忘れ、明日を生きる活力が湧いてくる一杯でした。

オールド・ファッションドを飲む養命酒スタッフ

当社の酒類開発担当もハーブのお酒に癒され、刺激をもらいました。

このお店の「香の森」、皆さんにもぜひ味わっていただきたいです。

【ベンフィディック (Ben Fiddich)】店舗情報
住所:東京都新宿区西新宿1-13-7 大和家ビル 9F
アクセス:JR新宿駅(出口7)より徒歩2分
営業時間:営業時間:1800~300/日曜・祝日定休
店舗URL:http://ameblo.jp/kayama0927/

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