レンチンで滋味深い本場の味を再現
10月は空気の乾燥がはじまり、鼻、のど、皮膚、肺の乾燥も気になり出します。
そこで今回は保湿の働きがあるとされる豚肉を使ったお粥をご紹介。材料を混ぜてレンジで加熱するお手軽なレシピで、1人分から気軽に作れます。また、台湾ではお馴染みの揚げパン的なものも作って、お家で台湾風粥を楽しみましょう。
「台湾風豆乳レンジ粥」
材料
・ごはん 100g
・豚ひき肉 40g
・ホタテの貝ひも(乾燥)5g
・ザーサイ 5g
A水 200ml
A鶏がらスープの素 小さじ1/2
A塩 ふたつまみ
・無調整豆乳 大さじ2
・ごま油 小さじ1/2
・パクチー(ざく切り)、ラー油 各適宜
《揚げパン風 車麩》
・車麩 小2個(5g)
・サラダ油 小さじ1
作り方
1.大きめの耐熱ボウルにごはん、ひき肉、貝ひも、ザーサイ、Aをあわせて混ぜる。両端に隙間ができるようにラップをし、600Wのレンジで4分加熱する。
ここがポイント!
大きめのボウルで隙間をあけてラップをすることで、レンジ加熱の際に中身が溢れ出るのを防ぐ。
2.豆乳、ごま油を加えて混ぜ、今度はきっちりとラップをしてそのまま5分蒸らす。蒸らすことでごはんに水分を吸わせ、ふっくらさせる。
3.車麩にサラダ油をまぶし、トースターでこんがりとするまで焼く。2を器に盛り、お好みでパクチー、ラー油をかけ、車麩を添えて混ぜながらいただく。
冷えが気になるとき…桜えび
えびの薬膳での効能は「補陽」とされ、冷え対策としておすすめの食材。工程1の時点で2gほど加え混ぜます。
免疫力をつけたいとき…千切りしょうが
しょうがは古くから風邪の予防にも用いられています。仕上げにトッピングします。
教えてくれた先生
齋藤 菜々子(さいとう ななこ)さん
料理家、国際中医薬膳師。一般企業勤務を経て、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った薬膳を、雑誌やWEBで提案している。著書に「基本調味料で作る体にいいスープ」「基本調味料で作る体にいい作りおき」(ともに主婦と⽣活社)、「体にいい煮込みおかず」(ワン・パブリッシング)がある。