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健康レシピ 2021年10月号

豚肉とまいたけの「萌え断」ホットサンド
フライパンで作るおうちキャンプごはんで乾燥の季節に備える

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体を乾燥から守り、腸の働きを助ける食材をサンド

秋は薬膳では「燥邪(そうじゃ)」といって、乾燥がとくに進む時期。体に乾燥が生じると肺や大腸、鼻、喉に不調が起き始め、それにより肌の乾燥、便秘、風邪などになりがちです。 体を潤わせるもの(滋陰)には、豚肉や山芋、豆腐やチーズ、きのこなど白い食べ物がよいとされています。また、腸のすべりをよくするといわれる(潤腸)、まいたけやえのきなどのきのこ類、ごぼうやアボカド、ナッツ類なども併せてとりたい食材です。 そこで今回ご紹介するのは、豚肉やまいたけ、アボカドなど乾燥に負けない体をつくる食材を使ったホットサンド! 専用の器具がなくても、フライパンできれいに焼き上がるので、自宅で簡単にキャンプごはんが楽しめますよ。

豚肉とまいたけの「萌え断」ホットサンド

材料(2人分)

・食パン(6枚切り) 2枚
・豚ひき肉 50g
・まいたけ 30g
・アボカド 1/2個
・卵 1個
・スライスチーズ 1枚
・トマトケチャップ 大さじ1
・中濃ソース 大さじ1/2
・塩、粗びき黒こしょう 各適量
・サラダ油 小さじ1/2、適量
・ピクルス、ミニトマト  (お好みで)各適量

作り方

1.まいたけは細かく割く。アボカドは斜め5mm幅に切る。

2.耐熱の器に豚ひき肉、まいたけ、ケチャップ、ソースを合わせて混ぜ、600Wのレンジでラップをせずに1分半加熱する。一度混ぜ、さらに20~30秒加熱する。塩、粗びき黒こしょうで味を調え、粗熱を取る。

3.フライパンにサラダ油小さじ1/2を熱し、卵を入れる。中火で白身が白くなってくるまで焼く。裏返し、表面も30秒ほど焼いて取り出す。目玉焼きは両面焼くことで、挟んでも崩れにくくなる。

4.まな板にパンを置き、食パンのふちを少し空けながら2をのせ、チーズ→アボカド(斜めの対角線上に少し倒しながらスライドさせるように並べる)→目玉焼きの順に重ね、もう一枚のパンで蓋をする。

ここがポイント!
ここがポイント

アボカドを並べた向きに沿って切ることで、断面が美しく仕上がる。サンドしたあとでもアボカドの向きが分かるように、アボカドを置いた角に、包丁で1cmほど切り込みを入れて印をつけておくと便利。

5.3のフライパンにサラダ油(適量)をキッチンペーパーで薄く塗り、弱めの中火で熱する。4を入れて、アルミホイルをかぶせ、一回り小さな鍋やフライパンをのせ、食パンの縁同士がつく程度に力を加えながら、1分~1分半焼き色がつくまで焼く。裏返し、裏面も同様に焼く。

6.切り込みの印を入れた角から、アボカドを並べた向きに沿って半分に切る。お好みでピクルス、ミニトマトを添える。

体調別、元気通信流プラスワン
体調別、元気通信流プラスワン

冷えが気になるときは…一味唐辛子
唐辛子は「熱性」といって薬膳では体を温めるものに分類されます。2に適量混ぜることで、ピリ辛なミートソースになり、同時に冷え対策もできます。"

体調別、元気通信流プラスワン
体調別、元気通信流プラスワン

気分が落ち着かないときは…ピーマン
ピーマンは「平肝」といって、気持ちを落ち着かせるといわれる食材です。輪切りのピーマンを一緒にサンドしても。

教えてくれたのは

齋藤 菜々子

齋藤 菜々子(さいとう ななこ)さん

料理家、国際中医薬膳師。一般企業勤務を経て、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った薬膳を、雑誌やWEBで提案している。著書に「基本調味料で作る体にいいスープ」(主婦と生活社)がある。

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