先月から皆さんに楽しんでいただきました
「オカトラノオ」ですが、花も見頃を過ぎました。
そんな中、ちょっと雰囲気が違うトラノオが咲いていました。
全体的にほっそり、花もまばらで、穂も垂れ下がらない。
実はこれ、オカトラノオの仲間の「ヌマトラノオ」といいます。
オカトラノオよりも湿地を好みます。
山野草コースではオカトラノオの中に混じって生えていましたが、
構内ではミズバショウ池の周りなどの水辺が主な生育地です。
もう、わかりましたね!
だから、
「オカトラノオ(丘虎の尾)」に対しての、
「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」なんです。
植物には同じ仲間(属)でも、生育地が異なる
違った種が結構たくさんあります。
思い込んでいたら、実は違う種類だったなんてことも
ありますから、よく観察してみましょう!