健康の森 BLOG

森林整備の道具たち

2013.01.23 森林担当 やっしん



冬場の緑化担当の主な仕事は森林整備です。
森林整備と一口に言っても、以下のような作業項目があります。

森林調査(毎木調査)
伐採木選木
伐倒
枝払い
造材・玉切り
集材・集積
枝条粉砕

現在これらの作業をほぼ自営工事、約5名のメンバーで行っています。

今日は、その中で伐採作業で使っている道具を紹介します。

伐採といえば、まずはチェーンソーでしょう。
チェーンソー
1番右側の赤い大きなものは、排気量60cc以上、ガイドバーの長さは60cmです。
右から2,3番目のオレンジは、排気量40cc、ガイドバーは40cmです。
4番目の赤は、排気量35cc、ガイドバーは35cmです。
左側の2つのオレンジは、トップハンドルというタイプで、主に樹上や高所作業車の
上で、枝下ろし作業に使います。排気量は39cc、ガイドーバーは35cmです。


次に、手動の牽引具です。偏心木の重心移動に使います。
牽引具
つまり立木が伐倒方向と異なる方向へ傾いている時、一本梯子に登って高い位置に
ワイヤーを括り付け、滑車で方向を折り返して、牽引具で引っぱります。
黄色い器具はキトープリップといってワイヤーロープの長さを調整する器具です。

ここで使っているワイヤーロープの終端処理のアイ加工は私がやっています。
アイ加工
ちなみに、これは「巻き差し」という方法で編んだものです。


ここで、私の腰道具を紹介します。
腰道具
腰ベルトは林業用の安全帯に腰パットを追加したものです。
胴綱は木にワイヤーロープを括りつける時など、一本梯子を登る時に使います。

ポケットの中身は、
チェーンソー用のプラグレンチ、
チェーンソーの目立て(刃を研ぐ事)用丸ヤスリと定規付きのやすりハンドル、
リフティングトング(丸太を運ぶ)、
クサビ、
手トビ(丸太を移動したり、クサビを叩くこともできる)、
などが入っています。
森の中で道具を落としても見つけ易いように、目立つ色のテープなどを付けています。


さて、これから、本格的に森林整備作業が始まります。
健康の森に来られて、チェーンソーの音を耳にしましたら、
それはおそらく、私たちが働いている音ですので、
よろしくお願い致します。

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    毎日スイーツに囲まれて
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    毎日自然に囲まれて
    いるせいでしょうか。
    ・・・のんびりやの私です。
  • 記念館担当ヨメ子
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    ながら、四季を楽しんで
    いるナチュラル派の私です。
  • 森林担当やっしん
    美しい森づくりに
    情熱を注ぐ、
    森のエキスパートです。