健康の森 BLOG

紅葉もそろそろ

2012.11.17 森林担当 やっしん



本日(11月14日)は、駒ヶ根工場にも初雪が舞い、
紅葉もそろそろ後半戦です。

工場見学から記念館へ向かう道の紅葉は、
遅めのコナラやクヌギが、まだもう少し楽しめそうです。
玄関前から記念館方向

カエデの仲間はかなり、葉が疎らになってきました。
川にかかる橋の辺り

撮影ポイントでもある川辺のコハウチワカエデも、
葉が残り少なくなってきました。
川辺のコハウチワカエデ

落葉も盛んで、朝の掃除(落ち葉飛ばし)は大変です。
朝の落葉

縄文住居から弥生住居への道路は、正に落ち葉のジュータンです。
これはこれで、情緒がありますね。
南道路の落葉の絨毯

道路沿いから見えるコアジサイの黄葉もきれいですね。
コアジサイの黄葉

弥生住居周辺のカラマツの黄葉は、信州らしい景観です。
カラマツの黄葉

ところで、「落葉(らくよう)」ですが、

みなさんは、落葉樹なんだから、秋に葉が落ちるのは
当たり前と思っていませんか?

実は「落葉」は植物にとって、老廃物の排出という意味を持った
ちゃんとした生理作用です。

ですから「落葉」する前に、葉に残っている有用物質を茎の
方へ回収し、不用物質を葉に移動させます。そして、
葉の付け根に、落葉した痕を保護する「離層(りそう)」
という特殊な組織を作ってから、葉っぱを切り離します。

例えるなら、宇宙ステーションからスペースシャトルを
切り離す時、人や物が移動した後、相方のハッチを
きちんと閉じてから切り離すようなものですね。

ですから夏場などに、強い風などで突然折れてしまった枝
の葉っぱは、離層ができていないので、枯れてもなかなか
「落葉」しません。

またカシワの木などは、離層の発達が未熟で、春まで枯れた
葉っぱが残ってしまいます。芽吹きの頃に葉が落ちるので、
世代が途切れないという縁起の良い木として、庭木に使われます。


11月中は、まだまだ晩秋の雰囲気が楽しめる健康の森、
暖かい飲物と、スタッフの笑顔が皆様をお待ちしております。

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    食べることが大好き!!
    毎日スイーツに囲まれて
    幸せです。
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    毎日自然に囲まれて
    いるせいでしょうか。
    ・・・のんびりやの私です。
  • 記念館担当ヨメ子
    森の小さな変化を探し
    ながら、四季を楽しんで
    いるナチュラル派の私です。
  • 森林担当やっしん
    美しい森づくりに
    情熱を注ぐ、
    森のエキスパートです。