本日(11月14日)は、駒ヶ根工場にも初雪が舞い、
紅葉もそろそろ後半戦です。
工場見学から記念館へ向かう道の紅葉は、
遅めのコナラやクヌギが、まだもう少し楽しめそうです。
カエデの仲間はかなり、葉が疎らになってきました。
撮影ポイントでもある川辺のコハウチワカエデも、
葉が残り少なくなってきました。
落葉も盛んで、朝の掃除(落ち葉飛ばし)は大変です。
縄文住居から弥生住居への道路は、正に落ち葉のジュータンです。
これはこれで、情緒がありますね。
道路沿いから見えるコアジサイの黄葉もきれいですね。
弥生住居周辺のカラマツの黄葉は、信州らしい景観です。
ところで、「落葉(らくよう)」ですが、
みなさんは、落葉樹なんだから、秋に葉が落ちるのは
当たり前と思っていませんか?
実は「落葉」は植物にとって、老廃物の排出という意味を持った
ちゃんとした生理作用です。
ですから「落葉」する前に、葉に残っている有用物質を茎の
方へ回収し、不用物質を葉に移動させます。そして、
葉の付け根に、落葉した痕を保護する「離層(りそう)」
という特殊な組織を作ってから、葉っぱを切り離します。
例えるなら、宇宙ステーションからスペースシャトルを
切り離す時、人や物が移動した後、相方のハッチを
きちんと閉じてから切り離すようなものですね。
ですから夏場などに、強い風などで突然折れてしまった枝
の葉っぱは、離層ができていないので、枯れてもなかなか
「落葉」しません。
またカシワの木などは、離層の発達が未熟で、春まで枯れた
葉っぱが残ってしまいます。芽吹きの頃に葉が落ちるので、
世代が途切れないという縁起の良い木として、庭木に使われます。
11月中は、まだまだ晩秋の雰囲気が楽しめる健康の森、
暖かい飲物と、スタッフの笑顔が皆様をお待ちしております。