新たに咲き始める花も少なくなってきました。
こちらは、「リュウノウギク<竜脳菊>」(撮影日:10月10日)です。
名は、茎や葉に竜脳のような香りの揮発性の油が含まれていることから。
比較的希少で株数が少ないので、見つけたらラッキーです。
縄文から道路へ抜ける散策路沿いの林内に咲いています。
写真は、川沿いで群生していたものです。
ところで、野菊の花、花といっているのは、
実は小さな花が多数集まったもので、
頭状花(とうじょうか)とか、頭状花序(とうじょうかじょ)と
呼ばれています。
先日、紹介した「ノコンギク」を分解して見ると、
外周には大きな花びらが付いた「舌状花(ぜつじょうか)」があり、
内側には、「筒状花(とうじょうか)」というのがあります。
この一つ一つが小さな花です。
花占いで千切った花びらは、舌状花の一枚だった訳ですね。
ちなみに、同じキク科でも、タンポポの仲間はすべて舌状花の集まりですし、
アザミの仲間はすべて筒状花の集まりですよ。
花の形もよく観察してみると、色々ですね。