最近、森の中を歩いていると、あちらこちらに
若いドングリの付いたコナラの枝が落ちています。
こちらは、ミズナラの枝。
よく見ると、ドングリの帽子の部分に黒っぽい
穴のようなものが見えます。
これは、「ハイイロチョッキリ」という虫が、
ドングリに卵を産みつけて、葉の付いた枝ごと切り落としたものです。
「ハイイロチョッキリ」は、オトシブミ科の甲虫で、
姿はゾウムシでわかっていただけますか??
幼虫はドングリの中身を食べて成長し、その後、
土にもぐってサナギになるそうです。
残念ながら、いまだ成虫の姿を確認できずにいる私です。
ドングリだけ切り落としたら、ストンと落ちますが、
葉っぱの付いた枝ごと切り落とすと、ひらひらとゆりかごの
様にゆっくり落ちてきます。
そんなところに、お母さんの愛情を感じます。