秋の七草 その6は「クズ」です。
あの、葛粉(くずこ)になる、あのくずです。
「クズ」はマメ科のつる性多年草です。
強力な、つる植物のイメージがあります。
調べてみましたら、
「世界の侵略的外来種ワースト100」という
のに選定されていました。
北アメリカ南部では、日本から持ち込まれた「クズ」
が猛威を振るっているそうです。
恐るべし、メイドインジャパン。
構内でも、森林整備でアカマツを伐採して、
明るくなった空間に繁茂している場所があります。
駆除は容易ではありませんが、
花は以外ときれいです。
また、花は良い香りがします。
私の子供の頃(昭和40年代後半)から良く飲まれていた、
グレープ味の炭酸飲料の香りに似ています。
万葉の人たちは、こんな「クズ」の花にも、
秋の情緒を感じていたのですね。
私は、そんな情緒を感じつつも、景観整備の為なら
容赦なく刈り払います。