残暑の中、夏休みの間に伸びてしまった
あちこちの草刈作業に追われています。
同じ場所でも、生えている草の種類が変わって、
少しずつ秋を感じます。
例えば、「ねこじゃらし」と呼ばれるこの草、
イネ科の一年草、「エノコログサ」<狗尾草>です。
穂の部分を切り取って、手のひらで軽く握り、
小刻みににぎにぎすると、手の中からにょきにょき
出て来るなんて、他愛もない遊びしたことありませんか?
穂の向きを変えて持つと、逆方向に出てきます。
よく見ると、毛色の違うのがいます。
こちらは、「キンエノコロ」<金狗尾草>です。
穂の剛毛が黄金色で、穂が金色に輝いて見えます。
こちらは、「ムラサキエノコログサ」<紫狗尾草>です。
穂の剛毛が紫褐色で、穂が紫色に輝いて見えます。
まあ、エノコログサに秋の情緒を感じつつも、
雑草として、容赦なく刈り払っています。
信州では、朝晩はすっかり涼しくなって、
寝るときは窓を閉めないと、朝方は風邪を引いて
しまうかもしれません。
夕方にはコオロギなどの秋の虫も鳴き始め、
信州では夏もそろそろ終わりです。