秋の七草 その3「フジバカマ」ですが、、、
健康の森では、残念ながら、「フジバカマ」は
見られません。
「フジバカマ」は、環境省のレッドリストでは
準絶滅危惧(NT)種に指定されていて、
本来は、洪水による氾濫を受ける河原などの、
ごく限られた場所に生育しています。
ですから、万葉集に歌われた、藤袴(フジバカマ)は、
キク科フジバカマ属のヒヨドリバナ類を含めたもの
ではないかといわれています。
というわけで、
「ヒヨドリバナ(キク科フジバカマ属)」です。
<散策路沿いの林内など>(撮影日:8月6日)
「ヒヨドリバナ」の葉は縁が、ギザギザしていて(鋸歯:キョシがあるといいます)、
葉の付き方は、対生で同じ位置から両側に2枚付いています。
ちなみに、「フジバカマ」は、1枚の葉っぱが、
3つに深く裂けているのが特徴です。
こちらは、
「ヨツバヒヨドリ<四葉鵯>(キク科フジバカマ属)」です。
<散策路沿いの林内など>(撮影日:7月6日)
葉の付き方は、3~4枚が輪生します。
もし、「ヒヨドリバナ」らしきものを見かけたら、
葉っぱの付き方を、観察してみてください。
「ヒヨドリバナ」は対生、
「ヨツバヒヨドリ」は四輪生です。