健康の森 BLOG

花情報 8月6日

2012.08.06 森林担当 やっしん



花情報をお知らせします。

工場見学の玄関から、記念館へ歩いて行きますと、
あちこちに葉っぱの大きな薄紫色のアジサイを見かけます。
これは、夏に咲くアジサイで、
「タマアジサイ(ユキノシタ科)」(撮影日:7月30日)といいます。
タマアジサイ 7月30日

なぜ、「タマアジサイ(玉紫陽花)」かといいますと、開花を遡ってみましょう!!
タマアジサイ 開花逆回し-1

タマアジサイ 開花逆回し-2

タマアジサイ 開花逆回し-3
という訳で、開花前の花序(かじょ:花の集まり)が、総苞(そうほう)に包まれて、
球形をしているからです。わかっていただけましたか?


散策路沿いの草地で、ひょろひょろ倒れそうな、この野草は、
「アキカラマツ(キンポウゲ科)」です。
<散策路沿いの草地>(撮影日:7月30日)
アキカラマツ 7月30日

別名は、「タカトウグサ」といいまして、葉が苦く薬草になります。
私は、子供の頃から胃腸が弱く、これの葉っぱを煎じて、よく飲みました。
まあ、とにかく、強烈に苦かった思い出があります。
アキカラマツ 7月30日


これは、「ヌマトラノオ(サクラソウ科)」です。
<山野草コース>(撮影日:7月30日)
ヌマトラノオ 7月30日
以前、登場した、「オカトラノオ(丘虎の尾)」に対して、
「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」というわけで、湿地を好みます。
オカトラノオと違って、花序が直立します。
山野草コースの川沿いや、ミズバショウ池の周りで見られます。


これは、
「コオニユリ(ユリ科)」です。
<玄関前>(撮影日:8月6日)
コオニユリ 8月6日
これの仲間で、人里に多い「オニユリ」には、葉の付け根に黒い「珠芽(しゅが)」
という球根にようなものが付きますが、「コオニユリ」にはありません。


「コバギボウシ(ユリ科)」です。
<玄関前>(撮影日:8月6日)
コバギボウシ 8月6日
名前は、若いつぼみの集まりが、橋の欄干(らんかん)に
付ける擬宝珠(ぎぼうし)に似ていることにより、
大柄の「オオバ(大葉)ギボウシ」に対して、
葉の小さな「コバ(小葉)ギボウシ」です。

これから、しばらく、健康の森の中で、最もよく
見かける、花かもしれませんね。

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    毎日スイーツに囲まれて
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    毎日自然に囲まれて
    いるせいでしょうか。
    ・・・のんびりやの私です。
  • 記念館担当ヨメ子
    森の小さな変化を探し
    ながら、四季を楽しんで
    いるナチュラル派の私です。
  • 森林担当やっしん
    美しい森づくりに
    情熱を注ぐ、
    森のエキスパートです。