近頃、なでしこの花が人気だという話を聞きました。
もちろんそれは、なでしこJapanの影響でしょうか。
ところで皆さんは、なでしこの花がどんな花か、頭に浮かびますか?
秋の七草の1つ、なでしこの花は、
この「カワラナデシコ(ナデシコ科)」です。
<カフェテラス西側の草地など>(撮影日:7月17日)
野生のものを見かけることは、めずらしくなりました。
私の家の周りでは、圃場整備されていない昔ながらの
田んぼの土手でたくさん咲いています。
「カワラナデシコ」は、私が最も好きな花の一つです。
私の趣味はどうでもいいですが、、、
花弁が細かく糸状に裂けているのが特徴です。
花をよく見てみますと、
花弁の下に細長い緑の「萼筒(がくとう)」という部分があり、
その下の茎の付け根に、2~4対の「苞(ほう)」という部分があります。
この苞(ほう)が2対なら、「エゾカワラナデシコ」
苞(ほう)が3~4対のものを、「カワラナデシコ」
として分ける場合があります。
この写真では、苞(ほう)が2対なので、厳密には、
この花は「エゾカワラナデシコ」ということになります。
カワラナデシコは、茎がヒョロヒョロしていて、単独では
すぐに倒れてしまいます。自然の草地では、他の草に
支えられて、きれいな花を咲かせています。
脇役がいないと、主役は引き立ちません。
健康の森では、適度な草刈管理で、自然な感じの草地
に見えるようにしています。