今、健康の森で、特に紅葉が美しいのは、カエデの仲間です。
樹の下から見上げて、陽の光に透かして見るのが私のお気に入り
のアングルです。
日本に自生するカエデ科カエデ属の樹木は約28種類だそうですが、健康の森の中にも、
多くのカエデの仲間が生えていますよ。
「カエデ」の語源は、「カエルデ」つまりカエル(蛙)の手のような葉をもつところから
きていますが、葉の形は実に様々です。
No.1:「ハウチワカエデ」<羽団扇楓>
葉が大きく、切れ込みが浅い。カラス天狗が手に持っている羽団扇に似ていますね。
No.2:「コハウチワカエデ」<小羽団扇楓>
ハウチワカエデより小さいので「コ」が付く。たくさん見かけます。
No.3:「オオイタヤメイゲツ」<大板屋名月>
葉の切れ込みの数が一番多い。名前が何とも粋な感じです。
No.4:「コミネカエデ」<小峰楓>
葉の先端が細く伸びているのが特徴です。
No.5:「アサノハカエデ」<麻の葉楓>
葉の形が麻の葉に似ているというのですが、どうでしょう?
No.6:「オオモミジ」<大紅葉>
オオモミジは太平洋側に分布し、日本海側に分布するヤマモミジと住み分けています。
No.7:「ウラゲエンコウカエデ"」<裏毛猿猴楓>
猿猴(えんこう)はテナガザルの手の意味です。
No.8:「ウリハダカエデ」<瓜膚楓>
樹皮にウリの様な縞模様があることからきています。
No.9:「ウリカエデ」<瓜楓>
カエデの仲間で、最も小さい。
No.10:「ヒトツバカエデ(マルバカエデ)」<一葉楓>
葉に切れ込みがないけれど、これでもカエデの仲間です。
No.11:「ミツデカエデ」<三手楓>
こちらは、葉が切れ込みすぎて3枚に分かれちゃった!?これでもカエデです。
No.12:「ハナノキ」<花の木>
これは植えたもの。街路樹でも見かけますが、自生のものは絶滅危惧種です。
健康の森で見ることができるカエデの仲間を紹介しましたが、
落ち葉を手に取って見比べて見てください。
形も色も実に様々で楽しいですよ。
落ち葉は、新聞紙などに挟んで乾燥させてから、ラミネータシートに閉じると
何年も楽しむことができます。是非やってみてください。