毎月旬な健康情報をお届け!養命酒ライフスタイルマガジン

月刊 元気通信

養命酒

健康レシピ 2023年2月号

糀甘酒と醤油だけで味がバシッと決まる!
砂糖不使用でこっくり美味しい「糀甘酒ぶり大根」

  • facebook
  • twitter
  • line

立春を迎えたとはいえ、まだまだ厳しい寒さの続く2月。薬膳では生姜は温熱性に分類され、体を温めるとされる食材。強い辛味から皮ふの発汗を促すほか、風邪の予防やひきはじめの素材としても用いられています。
今回は生姜をたっぷりと使った、ぶり大根をご紹介。糀甘酒は砂糖にも似たコクのある甘さがあり、また酒やみりんのように肉や魚の臭みをとって、しっとりさせる効果もあります。糀甘酒と醤油というシンプルな調味料で、やさしい甘さとふっくらとしたぶりの身がたまらない煮物に仕上がりますよ。

「糀甘酒ぶり大根」

 

画像

材料

画像

材料(2人分)
・ぶり 3切れ(250g)
・大根 1/2本(500g)
・生姜 3かけ(約30g)
A水 200ml
A糀甘酒 100ml
Aしょうゆ 大さじ2と1/2
お好みで白髪ねぎ(長ねぎの千切り)、青じそ(千切り) 各適量(ボウルに合わせて水にさらし、水けを切っておく)

作り方

画像

1.大根は縦4つ割りにし、大きめの乱切りにする。耐熱の器にならべてふんわりラップをし、600Wのレンジで8分ほど加熱する。生姜は千切りにする。ぶりは3等分に切って霜降りにする。

ここがポイント!
ここの画像を変更してください

霜降りという下ごしらえで、ぶりの臭みや汚れを取り除く。鍋に湯を沸かしてぶりをさっとゆで、冷水にとる。ボウルの中でぶりの表面を指でやさしく洗い、ペーパータオルで水けをとる。

2.鍋(18~20cmのサイズがおすすめ)に大根、ぶり、生姜の順に入れてAを加える。中火にかけて煮立ったらアクを取り、落としぶたをして弱めの中火で7分ほど煮る。

3.落としぶたを取り、中火でさらに5分ほど煮る。煮汁が少なくなってきたら鍋を持って大きくゆらし、ときどき煮汁をかけながら煮る(中身を混ぜないことでぶりの身を崩れにくくする)。器に盛り、お好みで白髪ねぎと青じそを添える。

体調別、元気通信流プラスワン
ここに画像

喉をケアしたいとき…蜂蜜
蜂蜜は古くから喉を守るといわれる食材。Aの糀甘酒を80mlに減らし、Aに大さじ1/2ほど加える。
※蜂蜜は1歳未満の乳児には与えないでください

体調別、元気通信流プラスワン
ここに画像

消化が気になる方に…酢
酢は消化を助け、血の巡りを促す働きがあるとされます。味わいもさっぱりと食べやすくなります。Aに小さじ2ほど加えます。

 

教えてくれた先生

先生の画像

齋藤 菜々子(さいとう ななこ)さん

料理家、国際中医薬膳師。一般企業勤務を経て、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った薬膳を、雑誌やWEBで提案している。著書に「基本調味料で作る体にいいスープ」「基本調味料で作る体にいい作りおき」「体にいい食材帳 心身整う12の食材とおいしいおかずのレシピ」(いずれも主婦と生活社)、「体にいい煮込みおかず」(ワン・パブリッシング)がある。

 

 

この記事をシェア

  • facebook
  • twitter
  • line

2023年2月号の記事