つぼ漬けの⾷感を楽しむあっさりコンビ
6⽉は湿気による不調が出やすい季節。⾷欲が湧かない、体が重だるい、⾷べた後の眠気が
ひどい…などは、体内に溜まった湿気の重さで消化のパワー不⾜になることで起こります。
そんな時期は、消化に負担のかかるものは避けつつも、パワー不⾜にならないようしっかりと⾷べることが⼤切です。
今回は「ツボ特集」に関連して「つぼ漬け」を使った、チャーハンとサラダをご紹介します。
⼤根は余分な湿気を逃がしつつ、消化を促してくれる⾷材です。⾝近な材料でパパッと作れる簡単レシピ。つぼ漬けの⾷感もアクセントとなって、⾷がすすみますよ。
「パリパリつぼ漬け和風チャーハン」


材料(2人分)
・ごはん 300g
・豚ひき肉 100g
・つぼ漬け(薄切り) 30g
※たくあんでも代用可能
・長ねぎ 1/2本
・しょうが 1かけ
・塩 ふたつまみ
・こしょう 適量
・しょうゆ 大さじ1/2
・サラダ油 大さじ1/2
・削り節、細ねぎ(小口切り) 適宜
作り方

1. つぼ漬けは粗く切る。⻑ねぎ、しょうがはみじん切りにする。
2. フライパンにサラダ油をひき、しょうがを強めの中⽕で熱して⾹りが出てきたら豚ひき⾁を加える。ぽろぽろになるまでしっかりと炒める。ごはんを加えて炒め合わせる。
3. 全体がなじんだらつぼ漬け、⻑ねぎを加え、しょうゆを鍋肌からまわし⼊れる。塩、こしょうを振り炒め合わせ、器に盛り、お好みで削り節、細ねぎをちらす。
ここがポイント!

塩などのチャーハンの味付けは最後にすることで、⽶から⽔分がでることがなくべちゃっとしにくくなる。

むくみが気になるとき…のり
のりなどの海藻類は水分代謝を促す働きがあります。梅雨の体に溜まりやすい湿気を外へ出してくれます。仕上げにチャーハンに散らします。

お腹の冷えを感じるとき…粉山椒
山椒はお腹を温め、湿気を逃がすとされます。甘いものや冷たいものが多い人はお腹が冷えやすいので、おすすめ。仕上げにお好みの量を振ります。
「つぼ漬けのパリパリ大根サラダ」


材料(2人分)
・大根 4cm(140~150g)
・水菜 40g
・つぼ漬け(薄切り) 30g
※たくあんでも代用可能
・ポン酢、ごま油 各小さじ2
作り方

1.⼤根は 4cm ⻑さの細切りにする。⽔菜は 4cm ⻑さに切る。ボウルにすべての材料を合わせてまぜる。

お通じが気になるときは…白すりごま
ごまは油脂が豊富で腸のすべりをよくしてくれる。
教えてくれた先生

齋藤 菜々子(さいとう ななこ)さん
料理家、国際中医薬膳師。一般企業勤務を経て、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った薬膳を、雑誌やWEBで提案している。著書に「基本調味料で作る体にいいスープ」「基本調味料で作る体にいい作りおき」(ともに主婦と⽣活社)、「体にいい煮込みおかず」(ワン・パブリッシング)がある。