HOME > 特集記事 > 【2008年12月号】「冷え」を知る!
寒い冬がやってきます。イヤな「冷え」の季節です。そこで元気通信では今月から3ヶ月にわたり「冷え」を徹底分析!まずは「冷え」を知り、対策を実践することから始めましょう。
これはとても当たり前のことですが、ちょっとした「ほころび」から寒さを覚えること、ありませんか?たとえば「ファッション」を重視して、今日は多少寒いけれどデートだから薄着のコレ着ていこう!などなど。お部屋を温めるだけでなく、衣類にも気を配って寒さをシャットアウトしましょう。 寒さをしっかりガード!といって雪だるまのように着膨れしてしまうのはちょっと考えモノ。冬場の電車の中や室内は暖房が効きすぎている状況が多々あるので、汗をかいてしまうこともあるでしょう。汗は体温調整のラジエーターの役割をしますので、汗が冷えてよけいに「冷え」が増してしまうことがあります。上半身は状況に応じてすぐに脱げるものを着ておき、下半身はしっかり厚着。屋内でも屋外でも頭寒足熱を心がけましょう。 「冷え」を覚える人は、代謝がうまく働いていない人といいかえることができます。そのため水分を摂りすぎた場合、効率的に体外に水分が排出されず、その結果「むくみ」を引き起こすこともあります。「むくみ」と「冷え」は表裏一体です。また、代謝がなされて尿として排出されたとしても、尿は体温を下げる一因にもなります。乾燥している冬場ゆえに「がぶ飲み」したくなることもあるでしょうが、なるべく控えるようにしましょう。 「冷え」といえば手足。確かに心臓から遠いところから「冷え」の症状が顕著になってくるわけですが、だからといって手と足だけケアするのではなく、お腹もきちんと温めたいところ。冷えることによって、まずは内臓を守るべく血液は腹部に集まりやすくなります。つまりお腹が冷えていたら、手足にまでなかなか血が巡ってくれません。それゆえしっかりお腹を温めること。その意味で、昨今では「腹巻き」も見直されてきています。 運動不足に陥ると筋肉がこわばり、血管が萎縮して血行が妨げられやすくなります。それだけではなく、筋肉が衰えることも問題アリ。筋肉は、代謝を促進させる働きを持つ「自家発電装置」のようなものです。男性に比べて女性のほうが「冷え性」になりやすいといわれているのも、元来男性に比べて女性のほうが筋肉量が少ないからといわれています。 食事は健康の源です。食材にはカラダを温めるものと、冷やすものがあります。たとえば夏場に食べるとよいとされる夏野菜(キュウリなど)はカラダを冷やす作用があります。一方、冬場によく食べるカボチャはカラダを温める作用があります。なるべく旬の食材を摂るように心がけましょう。 ※次回の元気通信12月号は「冷え」と料理・食材に関する特集です。ご期待ください。 冷え性は、一時的に冷えている部分を温めたりするだけでは改善されません。昨今では夏であってもクーラーの影響などで「冷え」を感じる方も増えています。よく食べ、よく寝て、よく動くといった日々の健康的な暮らしを続けることこそが、冷え改善への第一歩といえるでしょう。ぜひとも継続的に取り組んでくださいね。
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同じ部屋にいるのに,熱いと感じて上着を脱ごうとするヒトがいるかと思えば、逆に肌寒さを感じて上着をはおろうとするヒトがいる。 |
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