特に植えた訳ではありませんが、自然に生えて広がって来ました。
ここしばらくの雨続きで特に青々としていました。
作ろうと思ってもなかなかできるものではありませんが、見事です。
もったいなくて、ちょっと脇の方を歩いてしまいました。
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こちらは低木の「ニワトコ」です。
世界的なミリオンセラー小説(映画もシリーズ化)の中で、
魔法使いの少年が使う魔法の杖は、このニワトコの木なのだそうです。
(西洋ニワトコらしいです。)
葉っぱを千切ると独特の強い匂いがあります。
私はちょっと苦手かな。
お時間のない方は、さらっと車で一周できますよ。
道路沿いではもう山桜が咲き始めました。
構内に自生する山桜の仲間は主に、
「カスミザクラ<霞桜>(別名:ケヤマザクラ<毛山桜>です。
花は白~薄いピンク色です。
山桜の仲間なので、花と葉が同時に開きます。
新葉の色は黄緑~赤褐色と様々です。
ソメイヨシノの様に花は一斉には咲きません。
(ソメイヨシノは遺伝子が同じクローンであるため、
環境が同じだと一斉に咲きます。)
野生の桜は個性豊かです。
山桜の開花も今年は早いようです。
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よく見ると、あちらこちらにありました。
でも、「フキノトウ」を「フキ」の花として見る人は少ないでしょう。
かくいう私も、すでに天ぷらやフキ味噌を頂きました。
春の花には黄色いものが多いような気がします。
こちらは「ダンコウバイ」です。
黄色が多いというよりは、冬枯れの森では黄色の花が良く目立ちます。
せっかく咲きは始めたのに、今日は、冷たい風に震えているようでした。
「ショウジョウバカマ」も早いものは、つぼみが開き始めていました。
来週は20℃超えの予報も出ていますので、
木々の芽も一気に膨らみそうです。
先日のブログ(1月5日)で書きました記念館周りの
森林整備がひと段落しました。
確かにすっきりしましたが、、、
木を伐りました、
木が無くなりました、
明るくなりました。
という単純なレベルのお話ではありません。
今ある木を伐って何を生かし、どのような森を作るのか、
ということなのです。
この場所はすでに5年程前に、生えていたアカマツを半分ほど
抜き伐りした場所です。当時どれだけ木が多かったことか、、、。
今回の伐採の目的は、
①写真中央に見える広葉樹「ウダイカンバ」をシンボルツリーとして生かすこと
②アカマツの下層にある広葉樹を育成して、アカマツ林から広葉樹林へ転換すること
です。
「ウダイカンバ」はシラカバの仲間で、カバノキ科の中では葉っぱが一番大きいです。
木工の世界では「マカバ」と呼ばれ、高級家具の材料としても使われます。
自然のもので建物の近くで見られる「ウダイカンバ」の大木は珍しいと思います。
アカマツの下層に生えている広葉樹としては、
高木類として、シラカンバ、カスミザクラ、ウワミズザクラ、
コナラ、コシアブラなど、
小高木としては、リョウブ、マルバアオダモ、エゴノキ、ズミなど、
低木類では、ネジキ、ナツハゼ、ノリウツギ、ヤマツツジ、
レンゲツツジ、コアジサイなどがあります。
上層のアカマツが無くなって、今後の成長が旺盛になると思います。
楽しみですね。
カフェと「オオモミジ」。
カフェから見た森の眺め。
「コハウチワカエデ」の紅葉は実にバリエーション豊富です。
「コアジサイ」も黄色に色付き始めました。
縄文住居の入口です。
お昼頃の日差しが特に紅葉を美しく見せてくるれと思います。
縄文住居の周りです。
私は逆光で撮る紅葉の写真が好きです。
紅葉は自然が織りなす一瞬の煌めき、
是非、健康の森の紅葉を見に来てください。
カフェテラスのデッキから始まる散策路沿いに咲いていました。
茎が細く花は先端に咲くので、大抵寝そべるように咲いています。
「リンドウ」は11月下旬の霜が降りる頃まで、
葉を紅葉させながら咲くので、まだまだ長く楽しめますよ。
構内のあちらこちらで咲いているのが見られます。
構内の草刈作業でも意識して刈り残すようにしているので、
かなり目立つようになってきました。
「ノコンギク」は野山に咲く野菊の代表格です。
一説には、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の野菊は、
これではないかといわれているそうですよ。
カフェテラスのデッキ周辺に結構咲いていますよ。
目立たないので、よく目を凝らしてみましょう。
「センブリ」は二年草なので、花が咲いた株は寿命を終え、
枯れてしまいます。ですから花が咲いている株を野山から
採って来て植えても、翌年花を見ることはできません。
それじゃ、種から芽を出した一年めの株はどうなっているのでしょうか?
実はこれが、一年めの「センブリ」です。
葉も幅広く、茎は立ち上がってきません。
私も始めはこれが、「センブリ」だとは気がつきませんでした。
たくさん生えていましたので、来年もたくさんの花を楽しめそうです。
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