先日のブログ(1月5日)で書きました記念館周りの
森林整備がひと段落しました。
確かにすっきりしましたが、、、
木を伐りました、
木が無くなりました、
明るくなりました。
という単純なレベルのお話ではありません。
今ある木を伐って何を生かし、どのような森を作るのか、
ということなのです。
この場所はすでに5年程前に、生えていたアカマツを半分ほど
抜き伐りした場所です。当時どれだけ木が多かったことか、、、。
今回の伐採の目的は、
①写真中央に見える広葉樹「ウダイカンバ」をシンボルツリーとして生かすこと
②アカマツの下層にある広葉樹を育成して、アカマツ林から広葉樹林へ転換すること
です。
「ウダイカンバ」はシラカバの仲間で、カバノキ科の中では葉っぱが一番大きいです。
木工の世界では「マカバ」と呼ばれ、高級家具の材料としても使われます。
自然のもので建物の近くで見られる「ウダイカンバ」の大木は珍しいと思います。
アカマツの下層に生えている広葉樹としては、
高木類として、シラカンバ、カスミザクラ、ウワミズザクラ、
コナラ、コシアブラなど、
小高木としては、リョウブ、マルバアオダモ、エゴノキ、ズミなど、
低木類では、ネジキ、ナツハゼ、ノリウツギ、ヤマツツジ、
レンゲツツジ、コアジサイなどがあります。
上層のアカマツが無くなって、今後の成長が旺盛になると思います。
楽しみですね。