タンポポには「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」と
日本在来のものがあることは、よく知られていますが、
見分けるのはとても簡単です。
セイヨウタンポポは、花の下の部分、総苞片(そうほうへん)が
反り返っています。
それに対して日本の在来種は、この総苞片が反り返っていません。
ここでは、「シナノタンポポ(信濃蒲公英)」という種類です。
セイヨウはほぼ一年中花を咲かせて、しかも、受粉することなく
種子をつくるので造成地や荒れ地などでもどんどん増えます。
シナノは春にしか咲きませんので、見つけるとなんだかうれしくなります。
構内の草刈作業では、刈払い機を操作しながら判別して、
できるだけ在来種のシナノタンポポを刈り残すようにしています。
草刈後に刈り残されているタンポポを見かけたら、
ほぼシナノタンポポのはず!?です。