森に大量にばらまかれているのは「コナラ」のドングリです。
外皮が割れて、何やら変化があるようです。
ちょっとつまんでみましょう。
おっと、これはドングリから「め(芽)」が出ている!!
と言ってしまいそうですが、
実はこれ、「め(芽)」ではなく、「ね(根)」なのです。
もうちょっと引っ張ってみましょう。
ほらね。
確かに「ね(根)」ですね。
ドングリは乾燥が苦手です。
一度カラカラに乾いてしまうと死んでしまいます。
秋、地面に落ちてすぐに根を出し、地中深く伸ばして、
冬の乾燥と寒さに耐えられる準備ができたものだけが、
春に芽を出すことができるのです。
かわいそうなドングリを見つけたら、
そっと、湿った土の上に置いてあげてください。