ザッ、ザッ、ザッ。
静寂の中、スノーシューが雪を踏む音が静かに響く。
時々風の音、木々がゆれる音、野鳥の声。
立ち止まって聞き耳を立てる。
また歩き始める。
ただひたすらに森の中を歩く。
何が楽しいのかと聞かれたら、
日常生活の毒?が汗や呼吸とともに洗い流されていく感覚が好き。
ここでは、コースを一歩はずれたら鬱蒼(うっそう)とした天然林が広がる。
北八ヶ岳の亜高山帯は、マツ科のシラビソ、オオシラビソ、
コメツガ、トウヒが混生する常緑針葉樹の森。
時々葉を落としたダケカンバの大木や若い群落が点在する。
手付かずの森が素晴らしい!?確かに、
天然林には攪乱(かくらん)による破壊と再生が繰り返す
自然の循環システムが成り立っている。
でも、それがヒトに取って快適かどうかは別のお話し。
明るく、開けた空間はやはりホッとする。
やはり、身近な森は手入れが必要だ。
天然林から自然のエネルギーをもらって、
また養命酒健康の森で、美しい森づくりに頑張ろう。