冬晴れで空気はカラカラに乾いています。
岩の上に生えた苔(「スナゴケ」の仲間)も
カラカラに乾いて縮れています。
でも、大丈夫!
カラカラに乾いても、簡単には枯れません。
コケには、細胞内の水分を保持する力はありませんが、
その代り、乾燥している時は活動を休止して、
また空気中の湿度が上がるまでじっと耐えています。
これはコケの「変水性(へんすいせい)」という性質です。
霧吹きで水をかけてあげたら、ほら、この通り!
瞬く間に復活しました。
とても、定点写真とは思えない変わり様です。
コケは湿っている時と乾燥している時の姿が、全然違う
ものが多いので、種類を見分けるのはなかなか難しいです。
そんな訳で、
乾燥している日のコケの観察には、霧吹きが必須アイテムです。