健康の森 BLOG

活かせば花

2017.06.12 森林担当 やっしん

かつて昭和天皇は、「雑草という名前の草は無い」という

意味のことをおっしゃったことがあるそうです。

日々の緑地管理の仕事の中で、よく草刈をしますが、

花の時期にうまく刈り残せば、

野草の花として十分に観賞できるものがあります。

こちらは正門前の草地に咲く「ニガナ」です。

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「ニガナ」の「ナ」は、漢字で書くと「菜」です。

名前の語尾に「ナ(菜)」が付く植物には、

野菜や山菜として食べられるものが多いですね。

例えば、ソバナ、アブラナ、小松菜など。

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「ニガナ(苦菜)」は食べてみたら、苦かったからでしょうか。

こちらは、「ジシバリ」です。

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「ジシバリ」は漢字で「地縛り」と書きます。

花が終わるころから、ランナー(走出枝)を出して地面を覆うように

広がるところから、緑被植物としても有効です。

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こちらは、「ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)」です。

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漢字名に「苔」がついても、コケ(蘚苔類)の仲間じゃありません。

コケの様に地面を覆って生えるから。そして、

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花の形が、鷺(サギ)が羽を広げている様子に似て、紫色だから。

「ドクダミ」だって、雑草と言って嫌わずに楽しみましょう。

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「ドクダミ」の花は以外と可愛らしいですよ。

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匂いが嫌だというけれど、「十薬(じゅうやく)」という

薬草でもありますよ。

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