秋の七草でもあるキキョウ(桔梗)やオミナエシ(女郎花)、
カワラナデシコ(河原撫子)などの野草は、昔は盆花として野山で
切り花されましたが、本来の自生地である草地や草原が減少して、
野山で見かけることはとても珍しくなりました。
養命酒健康の森では「未来の里山」をテーマとして、構内森林を
アカマツ林から自生樹種による色彩豊かな広葉樹林へ転換を進める
と共に、里山の原風景である秋の七草の様な野草花が咲く草地や
草原の再現にも挑戦しています。
苗を植え、種を播き、自然に落ちた種が芽生え、草刈による刈り出し
手入れによって、この夏もまた花が咲き始めました。
こちらは、正門前、シャクヤク畑と道を挟んだ南側の草地です。
紫のキキョウ、黄色のオミナエシ、ピンクのカワラナデシコ
の3種を基本の組みあわせにして、これから先、ワレモコウ
やツリガネニンジン、ノコンギクやリンドウなども加わって、夏
から秋に向けて順次咲いて、長く楽しめます。
こちらはカフェテラスの前です。
こちらでは、マツムシソウがもう見頃です。
こちらは、お客様駐車場の北側窪地。育成2年目です。
こちらまだ植栽した列がハッキリしていて、まだまだ自然風に
はなっていませんね。
先日まで、「トモエソウ」が大きな花を咲かせていました。
一種類の花が一面に咲くような派手さはありませんが、
より自然で懐かしさを感じられるような、里山の原風景を
楽しんで頂けるよう、これからも頑張りたいと思います。